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米枯葉剤製造会社への被害賠償訴訟、原告敗訴判決

米枯葉剤製造会社への被害賠償訴訟、原告敗訴判決

Posted May. 24, 2002 11:30,   

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ベトナム戦争に参加していた軍人たちが枯葉剤被害を訴えて、米国の製造会社を相手とって起した賠償訴訟が、3年間の攻防の末、原告敗訴に終わった。

ソウル地裁民事合議13部(金熙泰部長判事)は23日、枯葉剤の後遺症患者や子孫ら約1万7200人が、米国のモンサントカンパニとダウ・ケミカル社を相手とって起した5兆1000億ウォン余の損害賠償請求訴訟で、原告敗訴の判決を言い渡した。

裁判部は、「ベトナムに派遣された将兵らが、疾病にかかるくらい枯葉剤に十分露出されていたとみることが困難であるだけでなく、塩素性ニキビを除いた残りの疾病と枯葉剤との因果関係を立証する明白な証拠もない」と明らかにした。

裁判部は、また「仮に因果関係が認められるとしても、損害賠償事件の時効(10年)がすでに過ぎているため、原告たちの主張は受け入れられ難い」と述べた。

原告側の訴訟代理人の白永鎏(ペク・ヨンヨプ)弁護士は「枯葉剤の主要成分であるダイオキシンと疾病との蓋然性は、すでに認められているだけに因果関係を否定した判決は納得できない」として控訴する考えを明らかにした。

原告らは、99年9月「ベトナム戦当時の青龍(チョンリョン)、猛虎(メンホ)、白馬(ペクマ)部隊所属で、枯葉剤1600万余ガロンが撒かれたカンナイ、キュィノンなどで任務を遂行するなかで高血圧と糖尿などの疾病にかかった」として損害賠償訴訟を起していた。



李姃恩 lightee@donga.com