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損害保険会社に初めて代表解任を勧告

Posted May. 25, 2002 11:05,   

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損害保険業界の根深いリベート取引の慣行に「代表理事退任勧告」という異例の重懲戒処分が下された。

金融監督委員会(金監委)は24日、「双龍(サンヨン)火災が保険加入の代価として、顧客に約21億ウォンのリベートを与えた」とし、代表理事解任勧告、機関問責警告、代理店4カ所の営業停止を決定した。

この他金監委は、リベート支給の事実が摘発された双龍、三星(サムソン)、第一(チェイル)、東部(トンブ)火災など、8つの損害保険会社の役職員39人に、解任勧告や免職、停職、問責などの懲戒措置をし、2カ所の代理店の登録の取消しや23の代理店の営業停止を命じた。

金監委によると、双龍火災は昨年12月から今年2月まで、自動車保険で4510件の契約を取り、契約者に2億5500万ウォン規模の周遊券や現金を渡していたという。双龍火災はまた、書類操作で78億ウォンの販売促進資金を捻出して代理店に66億ウォンを支給し、リベート用の周遊券8億ウォンを購入して分けていたことが指摘された。金融監督院の申達秀(シン・ダルス)保険検査局長は「造成した秘密資金のうち、約2億ウォンは役員3人が横領していた」と述べた。

三星火災A代理店は、長期傷害保険2050件を団体で募集して、1億3000万ウォンをリベートとして提供していたことが明るみになった。また、自動車保険4570件を特定の代理店が契約するようにして、代理店の手数料として約1億6000万ウォンを不当に支給していたと、金監委は明らかにした。

双龍、第一、東部火災は自動車保険契約を結ぶ際、保険料をし意的に計算して約18億ウォンの保険料を不当に割引きし、三星火災所属の代理店であるP代理店など相当数の代理店が、資格のない者に保険募集を任せていたことが明らかになった。

金融研究員の鄭宰旭(チョン・ジェウク)研究員は「リベート慣行は、代表理事の懲戒など、一罰百戒で対応しなければ断ち切ることは難しい。今回摘発した個人営業部門に次いで、リベート規模がより大きい法人営業も取り締まらなければならない」と述べた。鄭研究員は今年初めに、保険業界のリベートが7000億ウォンに迫るという研究報告書を腐敗防止委員会に提出している。



金東元 金昇鍊 daviskim@donga.com srkim@donga.com