Go to contents

ソウル大卒業生の33%が未就業状態

Posted May. 25, 2002 11:05,   

한국어

去年の8月と今年の2月にソウル大学を卒業した学生10人のうち3人は就職していない状態であり、その3人のうち1人は国家試験を準備しているという調査結果がまとまった。また、ソウル大学が大学院中心の研究専門大学としての転換を打ち出していることとは裏腹に、大学院進学率は引き続き低下して30%にも満たないことが分かった。

ソウル大学が去年の8月と今年の2月に卒業した4117人を対象に調べて24日に公開した「2001ソウル大卒業生の就業現況」によると、就業や兵隊入隊、大学院進学をしていない卒業生は1363人(33.2%)だった。これは去年の28.4%より4.7%ポイント増加したものだ。

未就業者1363人を学部別にみると△法学部は卒業生266人のうち130人(48.9%)△教育学部は420人のうち156人(37.2%)△社会科学部は468人のうち174人(37.2%)△経営学部は255人のうち91人(35.7%)△人文学部は310人のうち104人(33.6%)だった。

未就業者のうち各種の国家試験を準備している卒業生は462人で33.9%を占めている事実が明らかになり、大学村の国家試験ブームを確認することができた。国家試験準備生は全体の卒業生を基準にすると10人のうち1人の割合となる。

国家試験準備生を学部別にみると△法学部は卒業生266人のうち127人(47.7%)△社会科学部は468人のうち117人(25.0%)△経営学部は255人のうち77人(30.2%)だった。工学部も卒業生937人のうち26人、歯医学部は94人のうち5人が国家試験を準備していることが分かった。

経営学部の場合、修士号を取得した158人のうち21人(13.3%)が国家試験を準備しており、社会科学部の博士卒業者1人も国家試験を準備していることが分かった。

大学院進学率は2000年の36.7%、2001年の32.5%から今年は24.5%に大幅に下落し、大学院中心研究専門大学への転換という目標には程遠いことが明らかになった。特に人文学部は21.6%、社会科学部は19.4%にとどまり、文科系列の大学院教育が危機にさらされていることを示唆した。

就業、兵隊入隊、大学院進学を合わせた総就業率は66.8%で、去年の71.7%より4.9%ポイント低くなった。反面、兵隊入隊と大学院進学を除いた純粋就業率は34.4%で、去年の33.5%よりやや高くなった。

98年以降、総従業率は次第に低下し、純粋就業率がやや高くなっているのは、学生だちが大学院への進学を避けて兵役義務を免除されるベンチャー企業などに就職していることが原因だと分析された。

しかし、自然科学部の純粋就業率は14.2%で全体平均を大きく下回り去年の22.1%より7.9%ポイントも低下して、自然系卒業生たちの就業難がいかに深刻なのかを明らかにした。

人文学部と社会科学部の博士卒業者たちの純粋就業率はそれぞれ42.5%と55.5%で全体博士卒業者の純粋就業率である87.2%を大きく下回り、人文社会系「博士失業者」問題の深刻さも明らかになった。

一方、高麗(コリョ)大学は、今年の卒業生4052人のうち未就業者が571人で14.5%の未就業率と61.6%の純粋就業率を示しており、延世(ヨンセ)大学は4234人の 卒業生のうち876人が未就業状態で20.7%の未就業率と52.5%の純粋就業率を示した。

ソウル大学の関係者は「卒業生たちがより安定した職業を求めて国家試験に偏っていると思う」とし「学生たちが自分の期待水準をクリアする職業に就くまで未就業状態に残る場合がますます増えている」と述べた。



閔東龍 mindy@donga.com