▲氷の貯水池を発見〓英国BBC放送は26日、NASAが打ち上げた火星探査機「オデッセイ(odyssey)」が、火星の地表から90cm下の地中に、巨大な氷の貯水池を発見したと報じた。
BBC放送は、火星の緯度60度の南方で発見されたこの氷は、とけた場合、火星の表面が深さ500mの水で覆われるほどの大きさだと伝えた。
NASAは、30日にこのような発見事実を公式に発表する予定で、発見の内容は、米国の科学ジャーナル誌「サイエンス」に掲載される予定であると、BBCは伝えた。
▲火星探査に「青信号」〓NASAは最近、2度の火星探査に失敗している。99年9月には、火星気候探査機が、ソフトウェアの故障で航海途中に行方が分からなくなり、同年12月には、火星局地探査機が着陸途中、火星の大気摩擦熱で燃えた。今回、オデッセイ探査機が火星に着陸せず、400km上空から探査活動をしていることも、このような着陸失敗によるもの。
地球から打ち上げられた宇宙船が火星に到着するのには、6カ月ほどかかり、費用もばく大だ。オデッセイ打ち上げにかかった費用だけでも3860億ウォン。NASAの今後10年間の研究費は、5億ドル(約6500億ウォン)にのぼる。
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