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W杯期間中 客足激減で頭痛める各業界

Posted May. 27, 2002 23:00,   

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サッカーのワールドカップ(W杯)を控えて、各種サービス業界の「場外の戦い」が熱く繰り広げられている。

韓国の代表チームがイングランド、フランスなど、自他ともに認める強豪との親善試合で対等なプレーを展開し、ベスト16入りの可能性がいっそう高まっている中、W杯に対する国民の関心も急速に高まっている。

サッカー試合を見るために飲食店、飲み屋、遊園地などへの客足が減る一方、W杯期間中の海外旅行計画もキャンセルするケースが増えていることから、サービス業界は、総力を上げて集客に乗り出している。

飲食業界などが27日明らかにしたところによると、親善試合が行われた当日、各種飲食店の売り上げは15〜50%減を示し、スナックバーなど一部の酒場は客足が途絶え、開店休業を余儀なくされた。業界では、W杯の開幕以降、売り上げの急減がさらに深刻になるだろうと予測している。

航空各社も、W杯期間中の航空券の販売が、昨年6月に比べて大きく減少し、密かに泣きべそをかいている。

外国航空会社の、パク某課長(34)は「昨年6月の比べて、航空券の販売が20%程度減っている。韓国がベスト16、さらに準々決勝に上がれば、6月20日以降、本格的に始まる大学生のバッグパックまでキャンセルされるのではと心配だ」と語る。

このため、関連各社はW杯期間中に客を誘致するため、景品イベントをはじめ値下げなど、あらゆるマーケティング技法を動員している。

ソウル江南区にあるファミリーレストランのイ・ドンフン代理は「W杯記念硬貨や、韓国代表チームのユニフォームを商品として準備する一方、代表チームのユニフォームを着た従業員がバナナキック、ゴールデンボール、ストライカーなど、W杯にちなんだスペシャルカクテルメニューを開発して販売している」と語った。

また、同じく江南区の牛カルビ店のユ・ビョンリョン支配人は「客足を伸ばすため、毎日ワインの試飲会を開いており、ワインを50%値引き価格で販売している。韓国のベスト16入りに備えて、別途祝賀イベントも準備中だ」と説明した。

さらに、ソウル中区にあるスナックバーの主人チェ某氏(33)は「イングランド、フランスとの親善試合の時には、14のルームが全て空室のままで、商売にならなかった。それぞれのルームにテレビを据え付け、酒場でも試合が観戦できるようにするつもりだ」と語った。



朴民赫 吉鎭均 mhpark@donga.com leon@donga.com