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失言連発!欧州旅行のブッシュ大統領

Posted May. 29, 2002 22:30,   

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ブッシュ米大統領とプーチン・ロシア大統領が最近公けの場で見せた対照的な言動が話題になっている。

あまりにも疲れていたせいなのか。22日朝6時にホワイトハウスを出発、5日間ドイツ、ロシア(24日)、フランス(26日)、イタリア(27日)など4カ国を歴訪したブッシュ大統領はどこの国でも失言を連発した。

ブッシュ大統領の取材を担当しているニューヨークタイムズのデイビット・サンガー記者は同紙28日付の「記者の手帳」というコーナーで「専用機のエアフォースワンにランニングマシンを置いておくほど健康を大事にする大統領としても疲れに負けかねない厳しい日程だった」と同情した。欧州各国の首脳は、ブッシュ大統領がそろそろ帰ろうとしたときに夕食会に誘った。プーチン大統領は午前0時まで帰さなかった。ただでさえ口を滑らしやすいブッシュ大統領だ。サンガー記者は大統領の失言を逃さずに書き記している。

▲エピソード1〓パリのエリゼー宮での記者会見。ブッシュ大統領は記者からのややこしい質問の内容をきちんと理解できないと、気まずさを紛らすためにシラク仏大統領に向かって「55歳を超えるとこんなことが頻発する」と冗談を飛ばした。70代を目前にしているシラク大統領は眉をひそめた。

▲エピソード2〓ベルリンでの記者会見。「ロシアが解体された核弾頭を証券にして発行することを(securitize)手助けしなければならない」と失言した。「核弾頭を安全に保管しなければならない(secure)」を言い間違えたもの。

▲エピソード3〓在モスクワ米大使館。ロシアの宗教指導者を激励するためにアメリカ独立宣言文を引用、「すべての宗教は譲渡不可能な(inalienable)権利を持っている」と言いたいところを「譲渡不可能ではない(uninalienable)権利を持っている」と逆に言ってしまった。

▲エピソード4〓ノルマンディー戦没将兵慰霊塔。「歴史的に戦没者慰霊日に現職の大統領が米国を留守にしたのは自分が初めて」と話した。しかし、米ウェップジン・スレート・ドット・コムの調査結果、ほかでもない父親のジョージ・ブッシュ元大統領が現職の89年に戦没者慰霊日をイタリアで迎えたことがある。

▲エピソード5〓同様にエリゼー宮での記者会見。米NBC記者が自分には英語で、シラク大統領にはフランス語で質問をしたが、これが疲れていたブッシュ大統領の神経に障った。「うまいな。あの人は4つの単語で『大陸間人物』のように振る舞っている」と皮肉った。その記者が自分のフランス語の能力を証明するかのようにフランス語の質問を追加すると、「印象的だな。クェ・ブエノ(que bueno)」といい、「僕も二国語は駆使できる」と強い口調で非難した。「クェ・ブエノ」はスペイン語で「どんなに素晴らしいことか」という意味だ。

これに対して、プーチン大統領は、最近西側諸国の指導者との相次ぐ会議で、適材適所で冗談を駆使、無表情で冷やかな感じさえするイメージを払拭した。



洪銀澤 河宗大 euntack@donga.com orionha@donga.com