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輸出・設備投資回復 下半期経済けん引役へ

輸出・設備投資回復 下半期経済けん引役へ

Posted May. 29, 2002 22:30,   

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昨年来、国内景気を牽引してきた内需の増加が伸び悩んでいる反面、輸出と設備投資が本格的な回復の兆候を見せている。これを受けて、韓国経済が、輸出と投資が成長率を引き上げる、伝統的な成長パターンに戻りつつあるとの観測が出ている。

統計庁は29日、このような内容の「4月の産業活動動向」を発表した。

▲ゆるやかな景気回復の動き〓産業生産は、自動車、半導体、音響・通信機器の生産増に伴い、昨年同月に比べ7.3%の伸びを示した。1〜4月の累計では、昨年より4.9%伸びて、3月までの累計実績3.9%より1.0%ポイント増となった。財政経済部の權五奎(コン・オギュ)次官補は「製造業の景気は、依然としてゆるやかな伸びとなっている」と評価した。

4月の出荷は、内需と輸出がそれぞれ9.2%、13.2%ずつの伸びを示し、全体的に10.9%増の好調となった。ところが、消費指標の卸小売販売は、3月より0.6%ポイント下げて7.7%増にとどまった。

▲輸出・内需の均衡成長〓輸出は、4月の9%台の伸びに次いで、5月も高い伸びを続けている。経常収支の黒字は、4月の3000万ドルから、5月には15億ドルに急増するものと予想される。4月の設備投資は2.1%増と、遅い回復基調を見せた。しかし、3月に減少となっていた機械類の輸入実績が26%も伸び、企業の設備投資マインドが回復に転じたものとみられる。權次官補は「これまで成長を牽引してきた内需が相対的にい縮した代りに、輸出と設備投資という伝統的な成長けん引役が下半期の景気をリードして行ける」と展望している。



朴來正 ecopark@donga.com