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パキスタン国連大使 先制核攻撃も示唆

Posted May. 31, 2002 22:33,   

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カシミール問題をめぐってインドとパキスタンの武力衝突の緊張が高まっているなか、パキスタンのアクラム国連大使が30日、「インドが交戦で通常兵器のみを使用しても、パキスタンは核兵器の使用も辞さない」と威圧したと、インドPTI通信が報じた。

アクラム国連大使は、赴任2日目に開いた記者会見で「パキスタンは、先制核攻撃をしないと約束したことはない」と述べたと同通信は伝えた。

アクラム国連大使は「パキスタンは、インドの攻撃を阻止するために、独自に保有する手段に依存しなければならない。核兵器先制不使用ドクトリンがあるからといって、この抑止力を中立化させない」とつけ加えた。

パキスタンは20〜50基の核弾頭を、インドは50〜150基の核弾頭を保有しているものと推定されると、軍事専門誌ジェインス戦略兵器システム(JSWS)が、30日、明らかにした。

ブッシュ米大統領は、インド・パキスタン間の緊張緩和に向けて、ラムズフェルド国防長官を両国に派遣すると、30日、発表した。

ブッシュ大統領はさらに、パキスタンのムシャラフ大統領に対して、カシミールでの越境テロ行為を即時中止するよう警告した。(ニューヨーク・ワシントン=AP・AFP・連合)