2002韓日ワールドカップ(W杯)サッカー大会が31日、世界60億人の視線を集めた中、ソウル麻浦区上岩洞(マポグ・サンアムドン)のW杯スタジアムでの華やかな開会式に続いて行われた開幕戦で、歴史的な幕を開けた。
今大会で17回目となるW杯は、21世紀で初めて、また初の韓日2カ国共同開催で開かれるアジア最初の大会で、果たして誰が「夢の球宴」の主役になれるか、どのチームが優勝杯を手にするかが最大の関心事。
これまで16回のW杯大会が行われた中で、欧州大陸で9回、米州大陸で7回開催されており、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイの南米諸国と、ドイツ、イタリア、イングランド、フランスの欧州諸国が仲良く8回ずつ優勝杯を分け合ってきた。その点、今大会は世界サッカーの真のチャンピオンを決める舞台として関心を集めている。
W杯4回優勝に輝くブラジルをはじめ、3回優勝のドイツとイタリア、2回優勝のアルゼンチン、そしてフランス、イングランド、スペインなどが優勝候補に挙がっており、ポルトガル、ナイジェリア、スウェーデンなど、新進の強豪チームも優勝カップに挑戦状を出している。
31日、フランスーセネガルの開幕戦から始まり、1ヵ月間の熱戦に踏み切った今大会は、32の出場国が14日まで、韓日両国20のスタジアムで8グループに分かれてリーグ戦を行い、15日からは上位16カ国による決勝トーナメントが開かれ、栄光のFIFAカップの主人公が選ばれる。
グループ別リーグで、ポルトガル、ポーランド、米国と同じDグループに入っている韓国は、今大会で史上初のベスト16入りを目標に、慶州(キョンジュ)のキャンプで最後の練習を行っている。
4日、釜山(ブサン)でポーランドとの初戦を行う韓国は、少なくとも1勝1敗1分け以上の成績を収めて、ベスト16入りを果たすという計画だ。
新千年最初のW杯の歴史的なこの日の開会式は、金大中(キム・デジュン)大統領、日本の小泉首相、日本の天皇の従弟にあたる高円宮・日本サッカー協会(JFA)名誉総裁、東ティモールのグスマオ大統領、パラオのレメンゲサウ大統領、ドミニカのチャールズ首相など各国の首脳、全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領ら前元大統領、国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長ら、世界の要人が参加し、「東方から(From the East)」というテーマで、華やかに繰り広げられた。