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大統領の三男 あっせん収賄と脱税で起訴される

大統領の三男 あっせん収賄と脱税で起訴される

Posted June. 06, 2002 00:38,   

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金大中(キム・デジュン)大統領の三男、弘傑(ホンゴル)被告が企業から受け取ったカネと株式は全部で36億94000万ウォンで、このうち16億1400ウォンは「便宜をはからった見返り」としてのカネであることが明らかになった。弘傑被告は、企業などから受け取ったカネのうち9億4900万ウォンに対する贈与税約2億2400万ウォンを脱税したことも分かった。

これを受けてソウル地検特捜2部は6日、弘傑被告を特定犯罪加重処罰法のあっせん収賄と脱税の罪で起訴した。

起訴状によると、弘傑被告は、2000年9月に未来都市環境の代表、崔圭善(チェ・ギュソン)被告を通じてタイガープールズ・インターナショナル(TPI)代表の宋在斌(ソン・ジェビン)氏からスポーツ宝くじ事業者選定への働きかけを依頼されて13億2000万ウォン相当のTPI株式6万6000株と、TPI系列会社の株式4万8000株を受け取った。

また弘傑被告は、2000年7月〜2001年12月にかけて5度にわたってコンクリートと機械製造会社のテウォンSCNから、ロビーの名目で5億ウォン、2001年3月にはソンジョン建設から工事受注への働きかけを求められて1奥4000万ウォンを受け取った。検察は、テウォンSCNとソンジョン建設から受け取った計6億4000万ウォンのうち、「見返り」として認められたのは2億7000万ウォンだと明らかにした。さらに弘傑被告は、現金と小切手など9億4900万ウォンを借名口座に分散して入金する方法で贈与税2億2400万ウォンを脱税した。

崔被告は、弘傑被告にカネを渡した日付と名目などを記録したファイルを管理していたが、検察は、同ファイルを入手し、捜査に活用したことも明らかにした。

検察は、「弘傑被告はカネを株式に投資したり、借金の返済にあて、生活費などに使ったと供述したが、口座から大部分が現金でおろされているため具体的な使途は確認できなかった」と述べた。

また、検察は同日、崔被告と金熙完(キム・ヒワン)元ソウル市政務副市長を、昨年4月にTPIが事業者に選定されるよう働きかけた見返りとして、宋氏から、それぞれTPI株式2万6000株と2万3000株などを受け取った容疑で拘束起訴した。

崔被告と元副市長の金被告は作年2月、ソウル市内の病院から、製薬会社リベート事件捜査で警察への働きかけを依頼され、1億5000万ウォンと時価7000万ウォン相当の系列会社の株式14万株を受け取った容疑も受けている。



李明鍵 李相錄 gun43@donga.com myzodan@donga.com