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W杯初勝利で賞金払う会社、保険会社は巨額出費

W杯初勝利で賞金払う会社、保険会社は巨額出費

Posted June. 06, 2002 00:39,   

한국어

韓国がサッカーワールドカップ(W杯)本大会で初勝利を収めたことで、業界間の明暗が分かれた。

旅行業界や既存の衣類品商店街は、客足が途切れて泣き顔だが、通信流通業界は、景品の当たりでマーケティング効果を享受している。保険業界は、ばく大な保険金を支払うことになったが、「ほとんど海外の再保険に加入している。韓国チームの勝利を考えれば大したことではない」と、心から16強への進出を祈っている。

○…各通信会社は、韓国チームの勝利に数十億ウォンの賞金をかけた。SKテレコムは、韓国が初勝利を収めれば、三星(サムスン)電子のエニコール端末で011に加入した新規の携帯電話加入者のうち1万3人(「万歳」の意味から(韓国語で歳は3と同じ発音))に、抽選を通じて1ゴールに10万ウォンを贈ることにしていた。 約8万人が応募し、競争率は8倍。韓国チームがポーランドに2対0で勝ち、景品の金額は20億60万ウォンにも達している。

KTは、韓国チームが2対0で勝てば、2002人に1人あたり25万ウォンを贈ることにしていた。

KTFは、韓国チームが勝てば、5月1日から6月3日までの携帯電話加入者にお祝い金を配当するイベントを行っている。ポーランド戦で2点差の勝利を収めたため、16万ウォンずつ、合わせて16億ウォンを贈り、16強に進出すれば、さらに16万ウォンずつを贈る。

○…保険業界は予想外のばく大な保険金を支払うことになった。

W杯の公式後援会社である現代(ヒョンデ)海上火災は、ポーランド戦の結果を受けて、SKテレコム、KTF、ロッテショッピング、三星テスコの4社に38億6000万ウォンの保険金を支払わなければならない。現代海上は、約20社とW杯保険契約を結び、保険料として約31億ウォンを受け取った。ところが、ポーランド戦での勝利のため、すでに38億ウォンが支払われており、韓国が16強に進出すれば、さらに49億ウォンを支払わなければならない。

○…三星(サムスン)テスコのホーム・プラスは、ポーランド戦の試合結果を正確に予測して話題となっている。

ホーム・プラスは5月16〜29日まで、応募券を受け付けて、韓国チームが2対0で勝てば、160人にエアコンを提供するイベントを実施した。可能性が低いと思われたのか、ホーム・プラスが現代海上に払った保険料は1000万ウォンに過ぎないが、現代海上は1億200万ウォンを支払わなければならない。

○…家電メーカーは、W杯による高級大型テレビの販売好調に大喜び。カフェやレストランでは大型テレビがないと商売にならないほどだ。

しかし、旅行業界や衣類品商店街は、客足が途切れたと泣き顔。タクシー業界も人々がW杯試合を見るために早く家に帰ってしまい、収益が落ちてしまった。



金斗英 河壬淑 nirvana1@donga.com artemes@donga.com