6・13地方選挙で惨敗した与党民主党の主流派と非主流グループとの確執が目立ってきた。
なかでも忠清道(チュンチョンド)と慶尚道(キョンサンド)の一部非主流グループは、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領候補の候補辞退と第三の候補擁立の主張しており、17日に予定された最高委員、幹部、国会議員らによる拡大会議の結果に関心が集まっている。
一方、韓和甲(ハン・ファガプ)代表、盧候補の政治顧問を務める金元基(キム・ウォンギ)議員、金元吉(キム・ウォンギル)事務総長、朴尚奎(パク・サンギュ)元事務総長は15日、朝食懇談会を開き、党の体制を盧候補中心に早急に転換することで意見が一致した。
韓代表は、この席で金事務総長の辞表を差し戻し、党内の一部で提起されている指導部問責論を一蹴し、現体制を維持する考えを明確にした。
また、張永達(チャン・ヨンダル)、李美卿(イ・ミギョン)、李在禎(イ・ジェジョン)、李昌馥(イ・チャンボク)議員ら刷新グループの議員4人は、15日会合し、「腐敗スキャンダルに対して大統領をきちんと補佐できなかった大統領府も、必ず誰かが責任を取るべきだ」と述べた。
しかし忠清道出身の宋錫賛(ソン・ソクチャン)議員は「盧候補は、大統領候補を辞退し、韓代表も辞めるべきだ」とし「新しい人物を擁立し、新党を結成する気持ちで新しく出直さなければならない」と主張した。
また、釜山(プサン)出身の金杞載(キム・ギジェ)議員は「既得権を握っている人たちが適当にごまかそうとしているが、国民は容しゃしないはずだ。新しい人物を迎え入れて難局を打開していかなければならない」と話した。朴相熙(パク・サンヒ)議員は「今回の選挙結果は、盧—韓体制に対する審判だっただけに、盧候補と韓代表は辞退すべきだ」と言い切った。
金正勳 崔永海 jnghn@donga.com yhchoi65@donga.com