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1次敗退の各国帰国 ポーランドは歓待、ポルトガルはば声

1次敗退の各国帰国 ポーランドは歓待、ポルトガルはば声

Posted June. 17, 2002 22:52,   

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ワールドカップで1勝2敗の不調な成績で、早々と帰国の途に就いたポーランド代表チームが、自国のファンから自分の目を疑いたくなるような手厚い歓迎を受けた。

17日、ワルシャバ・ショパン国際空港に大統領専用機で帰国、数千人ものファンの熱い歓声と拍手のかっさいを浴びて故国の土を踏んだ。このような歓迎を受けたのは、韓国とポルトガルを相手にたったの一点も挙げられずに完敗したが、最後の試合のアメリカ戦で、3—1で大勝したためだ。超大国のアメリカを相手に快勝したポーランド代表チームは、一躍英雄となり、サイン攻めにあった。もしもの事態に備えて出動した数百人の警察官が意外の歓迎ぶりに戸惑うほどだった。

一時代表チームに対する非難の世論が沸き起こっていたが、かえって、韓国の高温多湿な気候がポーランドの足を引っ張る結果となったという同情論が起こった。ポーランド代表チームのエンゲル監督は「信じられない。帰国の際にひどい目に遭うのではと心配していた」と驚きの色を隠せなかった。

ポーランドのGKドゥデクは、帰国直後、自分のホームページに「韓国が16強入りできてすごく嬉しい。韓国人は本当にすばらしかった」とたたえる文を掲載した。

一方、1次リーグのドイツ戦での0—8の大敗を含め、3試合全敗のうえに無得点、12失点で崩れたサウジアラビアは、帰国後、叱責よりは慰められた。アジーズ皇太子は、代表チームの戦力を押し上げるために王族の一人を委員長とする特別委員会を発足するように指示した。

16強戦でスペインに惜しくもPK戦で敗れたアイルランド代表チームも、マッカーシー監督の「笑いながら帰国しよう」という言葉に勇気づけられており、自国のマスコミも「運が味方しなかった」と選手を慰めた。

反面、優勝候補に挙げられて途中で脱落してしまったフランスとポルトガルは、ファンの非難はもちろん、主力選手の懲戒処分や監督の交代説など苦境に追い込まれている。とくに、17日にリスボン空港に到着したポルトガル選手団は、空港で待っていた数百人ものファンのば声と抗議にうつむくばかりだった。

ポルトガル代表チームはこういう雰囲気を読み取れなかったかのように、W杯出場のボーナス475万ドルに対する非課税を、政府側に求めて物議をかもした。



金鍾錫 kjs0123@donga.com