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イスラエル軍 パレスチナに再侵攻「テロが続く限り再占拠」

イスラエル軍 パレスチナに再侵攻「テロが続く限り再占拠」

Posted June. 19, 2002 23:18,   

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イスラエルは、エルサレムで発生したバス自殺爆弾テロに対する報復処置として「テロが中止されるまで、パレスチナ自治区を再び占拠する」と19日、宣言した。

イスラエル軍は同日、戦車や武装ヘリコプターを使って、ヨルダン川西岸のジェニンやナブルス、カルキリヤの3都市に侵攻、パレスチナ過激派メンバーの容疑者7人を逮捕し、一部地域に通行禁止令を下した。

イスラエル政府のこのような強硬対応は、ブッシュ米大統領の和平調停構想発表の直前に行われたと、APなどの外信が伝えた。

イスラエル政府は、同日発表した声明で「パレスチナ自治区を占拠する。テロが続く限り占拠も続き、新たなテロが起これば、新たな地域を占拠する」と述べた。

これに先立ちシャロン・イスラエル首相は18日の夜、国防相や軍参謀長らと治安関係協議を開き、自殺爆弾攻撃に対する対応策を協議した。シャロン首相は「殺人的なテロ行為への報復方法が変わる」と述べた。

一方、ワシントンポスト紙は19日、ブッシュ大統領が、イスラエルとパレスチナ間の恒久的な国境線などに関する最終交渉を3年以内に完了させ、暫定的な境界線を持つパレスチナ国家を9月頃樹立する案を24日までに発表する計画だと報じた。

ブッシュ大統領は、パレスチナ保安軍の改編やイスラエル民間人への暴力行為の中止を条件に新たな解決策を提示、この解決策が9月に開催される中東和平国際会議で採択されることを期待していると、同紙は伝えた。



金晟圭 kimsk@donga.com