「これからは4強です」
電話番号を案内する114の交換手たちは21日、このひとことからお客の問い合わせに応じた。韓国のワールドカップ(W杯)4強入りを熱望する国民の願いは切実だ。
光州(クァンジュ)で行われる準々決勝、韓国—スペイン戦を前に、全国民は21日、もう一度の勝利を願望しながら応援の準備で一日を送った。
韓国代表チームのサポーター「赤い悪魔」は22日午前7時、ソウル蚕室(チャムシル)スタジアムで待ち合わせた150人余りの会員が光州に向かったのをはじめ、同日、全国から1500人余りの会員が光州W杯競技場に集まり、応援をけん引する予定だ。
赤い悪魔は、イタリア戦で注目を集めた「1966 AGAIN」のようなカードセクションを今回も計画している。
柳想鉄(ユサンチョル)選手の母校、ソウル儆新(キョンシン)高校は、同日午前中に生徒会長の選挙を終えて、団体で光化門(クァンファムン)の街頭応援に駆けつけることにした。
警察は、試合当日に全国の340ヵ所でイタリア戦の時より30万人多い、450万人余りの市民が街頭応援を繰り広げるとみている。
このため、警察は、ソウルの場合、世宗路(セジョンロ)十字路と市庁前広場にそれぞれ60万人、汝矣島(ヨイド)のLG舞台前に15万人、上岩洞(サンアムドン)W杯公園に10万人など、計165万人が集まるものと予想している。
警察は、ソウル市庁前と光化門周辺に71個中隊7000人余りの警官隊を配置するなど、全国340ヵ所に約250個中隊2万9000人の警官隊を配置し、万一の事態に備えることにした。
警察は、また特攻隊と警察犬を動員して対テロ安全活動を行う一方で、パトロール班を編成して暴走族やバスの屋根の上での応援行為、おもちゃ花火の販売行為などを取り締まることにした。
行政自治部も、1万人余りの消防隊員と救急救助装備721台を用意し、万一の事態に備えている。
閔東龍 mindy@donga.com