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ドイツ、「韓国への恐怖感が勝負のカギ」

ドイツ、「韓国への恐怖感が勝負のカギ」

Posted June. 24, 2002 22:42,   

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サッカー2002韓日ワールドカップ大会準決勝を控えたヨーロッパ、とくにドイツ人の潜在意識のなかにある、いわゆる「黄禍(The yellow peril)」が韓半島でよみがえっている。黄禍とは、白人文化が黄色人種によって転覆させられるという警戒の意味が込められた言葉だ。

韓国の準決勝の相手「戦車軍団」ドイツのルディ・フェラー監督は23日、済州島(チェジュド)の西帰浦(ソギポ)トレーニングキャンプで行ったロイター通信とのインタビューで「選手たちの自己信頼と韓国に対する恐怖感が勝負のカギになる」と強調した。破竹の勢いを見せている韓国サッカーに対する警戒心理が、恐怖心にまで拡大していることを示す部分だ。

ドイツは、とくに米国との準々決勝で右ひじを故障したMFハマンが、この日の練習に参加できず、焦りを見せている。

一方、二度も延長まで持ち込む死闘を戦った韓国の太極(テグク)戦士たちは、疲れた様子もなく余裕ある表情で、もう一度波乱を起こす構えだ。コンディション回復に焦点を当て、午後遅く目を覚ました代表チームは、京畿道河南市(キョンギド・ハナムシ)の錧沙里(ミサリ)球場で1時間半、軽い回復練習を行った。

韓国は、とくに94年米国大会での惜敗への雪辱(せつじょく)で闘志を燃やしている。当時、韓国は、本大会1次リーグの最終戦でドイツにクリンスマンの2ゴールを含め、前半だけで0—3でリードされていたが、後半から驚くほどの闘魂を見せて黄善洪(ファン・ソンホン)と洪明甫(ホン・ミョンボ)が2ゴールで追いついた。インジャリータイムが5分さえあったら、韓国の勝利も可能だった、とも評価されている。

8年ぶりに再びぶつかる韓国とドイツ。雨の中の戦いになると予想される25日の4強戦で、再び「黄色突風」が吹き荒れるのか、世界が注目している。



鞖克仁 bae2150@donga.com