韓国、２−３でトルコに惜敗 しかし世界４位「よくやった！」

韓国が世界４位となって、今回のワールドカップを終えた。

韓国は２９日、大邱（テグ）Ｗ杯競技場で行われた２００２韓日Ｗ杯、トルコとの３位決定戦で、２−３で惜しくも敗れ、出場国３２カ国のうち第４位となった。

韓国は、黄善洪（ファン・ソンホン）、崔鎮迵（チェ・ジンチョル）、金南一（キム・ナムイル）ら主力選手が負傷で出られないなか、トルコ戦士たちを迎えた。試合開始直後の前半１１秒に、ハカンシュキュルに先制点を取られるなど、前半で３ゴールを許した。韓国は前半に李乙容（イ・ウルヨン）が、後半には宋鍾国（ソン・ジョングク）がゴールを決めて詰め寄ったが、勝負を逆転させるまでには及ばなかった。

負けたものの、当初１６強進出を目標にしていた韓国は、ポルトガル、イタリア、スペインなど優勝候補を相次いで破る番狂わせを演じて、世界４強に進出する偉業を成し遂げ、世界を驚かせた。

今大会最後の韓国戦が行われたこの日も、ソウル世宗路（セジョンロ）交差点をはじめ、全国各地に数百万人の街頭応援団が集まり、太極（テグク）戦士たちの善戦に惜しまない声援を送った。

韓国は、全国民の声援を背にした代表チームが当初の目標を超えた成績を収めたうえ、開催国として２１世紀初のＷ杯を完璧に、しかも盛大にこなしたという評価と賛辞を、全世界から受けながら大会を終わることになった。

韓国代表チームは、この日の試合を最後にいったん解散したあと、７月２日午後６時半からソウル世宗路一帯と市庁前広場で開催される「Ｗ杯成功開催国民大祝祭」行事に参加する。

また、フース・ヒディンク監督は、鄭夢準（チョン・モンジュン）大韓サッカー協会会長と一緒に３０日に横浜で行われるＷ杯決勝を観戦したあと、７月１日に帰国し、国民大祝祭など各種の行事に参加する予定だ。