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2010年麗水EXPO誘致目指す BIE総会開幕

2010年麗水EXPO誘致目指す BIE総会開幕

Posted July. 02, 2002 23:10,   

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「経済ワールドカップをつかめ!」

サッカー・2002ワールドカップ(W杯)大会が終わるやいなや、2日、フランス・パリで開かれた国際博覧会機関(BIE)第131回総会では、2010年の世界博覧会(エキスポ、EXPO)の誘致を狙う競争国がW杯に勝るとも劣らない激しい競争を繰り広げた。今回の総会は年末開催地の確定を控えて開かれた最後の総会だ。

6ヵ月間160カ国と約30の国際機関が参加する「2010エキスポ」の誘致を申し込んだ国は韓国、中国、ロシア、ポーランド、メキシコの5カ国。全羅南道麗水市(チョンラナムド・ヨスシ)が世界的な都市、上海とモスクワを相手にしのぎを削っている。

韓国は田允迵(チョン・ユンチョル)経済副総理と鄭夢九(チョン・モング)世界博覧会誘致委員長など有力者を派遣し、W杯で高められた国のイメージを固めるために大詰めの総力戦を繰り広げた。

田副総理は基調演説で「世界唯一の分断国である韓国は、かっとうの克服と平和のメッセージを伝播する世界博覧会を開催する適地だ」と強調した。

ロシアはカシヤノフ首相とルシコフ・モスクワ市長、ノーベル物理学賞受賞者などが代表団といっしょに参加した。ロシアのプーチン大統領は、エキスポを経済危機克服の転換点に据えるという国家目標の下、積極的に乗り出している。

中国も「アジアのマンハッタン」へと衣替えした上海を全面に押し出している。3月BIEの実査団が中国を訪問した際は、江澤民国家主席が直接顔を出して誘致戦に臨んだ。

5年ごとに行われるエキスポは、W杯、オリンピックといっしょに3大国際行事と呼ばれている。これまで3大国際行事をすべて行った国は、米国、日本、フランス、ドイツ、スペインの5カ国だけ。

2010年エキスポはBIEが公認した「登録博覧会」であることに比べ、93年に開かれた大田(テジョン)エキスポはBIEが公認した「認定博覧会」だった。

登録博覧会が大規模な総合博覧会だとすれば、認定博覧会は登録博覧会の間に開かれる中規模な専門博覧会。大田エキスポの入場者が1400万人と集計されたが、麗水でエキスポが行われる場合は約3000万人が訪れるものと推算される。