金大中(キム・デジュン)大統領は2日、韓国西海(ソヘ)で起きた砲撃戦について「北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が再び、軍事力でわが国に被害を与えた場合、北朝鮮はもっと大きな被害にあうことになる。その点をはっきりとしておきたい」と述べた。
2日午後、日本訪問を終えて帰国した金大統領は、ソウル空港での演説を通じて「今回の事態を教訓として、徹底した安保態勢を確立し、いかなる挑発にも再びこのような損失を負わないように備える」と述べた。
金大統領はまた「北朝鮮艦艇の奇襲攻撃で、韓国は大きな被害を受けたが、北朝鮮にもかなりの被害を与え、一方的にやられたわけではない。北朝鮮の挑発対して憤激を禁じえない」と述べた。
しかし、金大統領は「戦争をしない限り、韓半島の平和を促進させる努力を続けなければならない」と述べ、対北太陽政策の基調を維持していく意思を明らかにした。
金大統領は帰国前の同日昼に、東京の皇居で明仁天皇と歓談を交わし、明仁天皇が主催する午餐会に出席した。
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