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始華湖に世界最大の潮力発電所を建設

Posted July. 05, 2002 22:03,   

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始華(シファ)湖に世界最大規模の潮力発電所が建設される見通しだ。

韓国水資源公社は、京畿道安山市沖の始華湖に建設することにした潮力発電所を26万kw(年間発電量6億5900万kwh)級とし、発電方式は、満潮時に海から始華湖に流れる海水を利用して電気を生産する「漲潮(ぼうちょう)式」にすることに決定したと、5日明らかにした。

これに向けて、始華防潮堤の中間に直径10mの管13個を取り付け、それぞれの管に容量2万kwの発電機を取り付けるほか、引き潮時に水が抜けるように、長さ12mの水門6つを建設することにした。

海洋水産部は、昨年7月に潮力発電所建設計画を初めて公開した際、発電能力を24万kwとしていた。また安山(アンサン)市が外資を導入して建設しようとした発電所は、12万kwだったが、今度の計画はさらに大きい規模となった。

現存の世界最大潮力発電所であるフランスのランス発電所(24万kw)や昭陽江(ソヤンガン)多目的ダム(20万kw)よりも規模が大きい。

水資源公社の高錫九(コ・ソクク)社長は「始華湖周辺の西海(ソヘ)の平均潮汐(潮の干満)差は6.5mで、始華湖は潮力発電所に最適だ。世界的な観光名所にするために、発電能力を拡大することにした」と説明した。

水資源公社は、今年11月までに事業の妥当性を調査した後、来年7月末までに環境影響評価、基本設計、実施設計を行い、来年8月をめどに本工事に入る計画だ。

完成は2008年下半期、事業費は2700億ウォンになると推定される。

費用に対する収益率を示す経済性は1.28。この数値が1より大きいほど、収益性が高い。

水資源公社の宋又復(ソン・ウボク)発展事業部長は「潮力発電所を作れば、電気生産の他にも、清浄エネルギー開発による環境改善、無限循環エネルギー確保によるエネルギー輸入費コストの削減、ダムの観光商品化など、多様な效果が得られる」と述べた。



jsonhng@donga.com