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ビョン・ヨンハの3点シュート、三星生命を救う

ビョン・ヨンハの3点シュート、三星生命を救う

Posted July. 09, 2002 22:32,   

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シーズン序盤、各球団が最も神経をとがらせているのが国内選手と外国人選手との呼吸だ。どれほど早く呼吸を合わせるかによって序盤の勢力図が決まるためだ。

9日水原(スウォン)室内体育館で開かれたニュー国民銀行杯2002年女子プロバスケットボールの夏リーグ、三星(サムスン)生命ビチュミとウリ銀行ハンセの対戦がその端的な例だ。ウリ銀行は2000年のシドニー五輪当時、韓国の3位を阻止した身長2メートルのブラジル選手、アレクサンドラを迎え入れ、高さのバスケットボールで今シーズンでの突風を予告していた。

しかし、選手間の呼吸が問題だった。この日ウリ銀行は、今シーズンに「スピードバスケットボール」を売り物にしている三星生命に、メリットの高さを活かすどころかエラーを乱発し、68−74で敗れた。

ウリ銀行は、1クォーターでアレクサンドラの15点もの得点により21−19でリードする時には勝利を楽観していた。

しかし、1クォーターですでに三星生命の2倍(4つ)も多く出したエラーが不幸の始まりだった。攻撃がアレクサンドラに集中されたため、アレクサンドラは三星生命選手たちに狙われ、パスするたびにさえぎられた。三星生命は、それを逃さず速攻に結び付け点数差を広げていった。前半にだけ、三星生命が42−34でリードした。

危機のたびに出た3点シュートも三星生命の肩を軽くした。三星生命は、4クォーター中盤、62−60まで追撃を許したが、ビョン・ヨンハの3点シュートで追撃を振り落とした。この日、ビョン・ヨンハ(28点)は実に6つの3点シュートで外郭を掌握した。

ウリ銀行のアレクサンドラは28点8リバウンドを記録した。

清州(チョンジュ)試合では、現代(ヒョンデ)・ハイペリオンが2連勝中の新世界(シンセゲ)クールキャッツを延長戦の末85−75で破った。

この日、両チームの勝負を分けたのはチョン・ソンミン(新世界・29点・10リバウンド6アシスト)の体力だった。

両チームは4クォーターまで70−70で勝負を分けずに延長戦に突入したが、現代の得点元が多様だったのに比べて新世界は過度にチョン・ソンミンに集中されていたのが敗因だった。

4クォーターまで18点と16点をともに作り出した現代のキム・ヨンオクとカン・ジスクは、延長に入っても7点と3点を得ており、チョン・ジュウォン(13点7アシスト)まで4点を加えた一方、新世界はチョン・ソンミンが延長戦で無得点に終わるや5点だけを得点しチームの限界を浮き彫りにしたまま敗れてしまった。



hyangsan@donga.com