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盧武鉉候補「補欠選挙で勝っても、党内予備選挙を再実施」

盧武鉉候補「補欠選挙で勝っても、党内予備選挙を再実施」

Posted July. 09, 2002 22:24,   

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与党民主党の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領候補が、大胆な勝負カードを投じた。

地方選挙の惨敗直後「8・8再補欠選挙で負けた場合、再予備選挙を受け入れる用意がある」という立場を表明した盧候補は、9日、仏教放送とのインタビューで「100%オープンプライマリー(完全開放予備選挙)で党内再予備選挙を実施する」と述べた。

盧候補はさらに「再・補欠選挙で100%勝利しても、挑戦者がいるなら受けてたつ。今は現われていないが、党の頭の中にある朴(朴槿恵議員)でも鄭(鄭夢準議員)でもつれて来い。勝負してやる」とまで述べた。

しかし盧候補は「8月末までには、候補問題を終えなければならない。11月になっても候補を替えなければならないと言う者がいたら、捕まえて罰を与える」と線を引いた。

盧候補の「DJ(金大中大統領)差別化」の動きも、本格化している。盧候補は同日、中央人事委員会を訪れた後、記者と懇談会を開き「政府の最も深刻な問題が、地域偏重人事だ。実際にそうであろうとなかろうと、国民がそう思っているということが重要だ」と現政権の人事政策を真っ向から批判した。

さらに「これからは地域偏重人事の問題ではなく、特定高校出身という学閥が、新たな形で台頭する可能性が高い」とし、野党ハンナラ党の李会昌(イ・フェチャン)大統領候補をあてこすった。

盧候補がこのように積極的に勝負に出たのは、8・8再補欠選挙の見通しが不透明であるという判断があるためというのが、党内の大方の分析だ。韓和甲(ハン・ファガプ)代表も、同日、毎日経済TVとの対談で「(再・補欠の)見通しが正直に言って明るくない」と述べた。

実際、再・補欠選挙の結果が好ましくない場合、盧候補が望んでも望まなくても、党内で再予備選挙の要求が高まることは明らかであるため、初めから攻勢に出た方が得策であると、盧候補の陣営は判断しているようだ。

盧候補陣営は、再予備選挙を行って誰と対決しようとも、勝てるものと期待している。

盧候補が実名を挙げた鄭夢準(チョン・モンジュン)議員と朴槿恵(パク・グンヘ)議員も、何の基盤のない民主党に入って、再予備選挙に参加する可能性が高くないというのが事実だ。従って盧候補は、再予備選挙カードを積極的に活用して、党内非主流の反発を制圧し、支持層を再結束する「二匹の兎」を一度に狙っているというわけだ。

しかし、盧候補の発言に対する党内のムードは、交錯している。盧候補の側近は「再予備選挙をすると言った以上、既得権を放棄して再予備選挙に臨まなければならない」と語ったが、非主流の議員は「何をしても関心がない」と冷笑の反応を示した。



yyc11@donga.com