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李泰馥・福祉部長官「多国籍製薬会社のロビーで更迭された」

李泰馥・福祉部長官「多国籍製薬会社のロビーで更迭された」

Posted July. 11, 2002 23:01,   

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11日の内閣改造で、就任から5カ月で電撃的に更迭された李泰馥(イ・テボック)保健福祉部(福祉部)長官が、自身の更迭について、薬価の引き下げ政策に反発した多国籍製薬会社の大統領府などへのロビー活動によって更迭されたという認識を強調し、波紋が広がっている。

李長官はこの日、更迭を聞いた後「福祉部長官を離れながら」という声明書を記者室にあらかじめ配ったのに続き、午前10時15分から、福祉部の記者室で離任の感想を述べる記者会見を行った。

李長官は、声明書と会見を通じて「健保財政の赤字解消と国民の負担を軽減するため、20〜30%にのぼる薬価のバブルを除去したかったが、これに抵抗する製薬会社の工作に押されて更迭された」との見方を強調した。

李長官はとりわけ「ある製薬業界関係者は最近、長官室に電話をかけてきて『あなたは、続けてそのポストにいられると思っているのか』などと露骨的脅迫をしてきたこともある」と暴露した。

前長官は、また、ロビーの実体について「L社など多国籍製薬会社が薬価引き下げ政策に反発し、猛烈に(長官更迭のため)ロビーを働きかけたと聞いている」と述べた。

李前長官は「大統領府にもこうしたロビーがあったと考えているのか」という質問に対しては、「一連の流れから考えて、十分にそうしたことがあったと思っている」と話した。

李長官は、外国の製薬会社がとくに反発した理由として、特許権が満了し薬価を引き下げる要因が生じたにもかかわらず、外国製薬会社が韓国内での供給価格を引き下げずにいる薬品について、再評価を行って薬価を下げようとした政策を例としてあげた。

労働運動出身で、8年にものぼる受刑生活を経験した李前長官は、現政権に入って、大統領福祉労働首席秘書官を経て今年1月29日、福祉部長官に就任した。

一方、大統領府のある関係者は「李前長官のコメントと関連した話は全く聞いたことがない」と話した。



hanscho@donga.com