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朴賛浩と金炳賢、コントラスト鮮明にした今季後半戦の初登板

朴賛浩と金炳賢、コントラスト鮮明にした今季後半戦の初登板

Posted July. 12, 2002 23:41,   

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ボール、ボール、ボール、ボール…。

心して出場した後半戦の最初の試合だったが、制球力の不振から抜けきれず、負け試合となった。

朴賛浩(パク・チャンホ、29、テキサス・レンジャーズ)は、今シーズン後半戦の初登板で比較的堅調な投球をしたにもかかわらず、フォアボールが災いとなって負け投手となった。

朴は12日、ミネソタ・メトロドームで行われた米大リーグのミネソタ・ツインズとの遠征試合で先発6と3分の1イニングを投げ3安打しか打たれなかったが、デッドボール2つとフォアボール5つなど、4死球を実に7つも許し、4失点(3自責)、シーズン5敗目(3勝)をマーク。8点台だった防御率は7.63と下がった。しかし直球の最高速度は94マイル(151km)を記録した。

この日の試合は、残念な点が多く残る試合となった。レンジャーズ打線は、1回に1点、2回にメンチの2点本塁打などで序盤に3点を取り、朴の肩の荷を軽くした。チームのエースならば、3点差リード程度は守って当然だが、追い上げられる過程がついてなかった。2回にコスキーを四球で送った後、盗塁に続いた暴投で1死3塁。6番のオルティスが再度四球を得た瞬間、レンジャーズ捕手のイワン・ロドリゲスが無理に3塁走者をけん制しようとしたのが悪送球となり1点(非自責)を許した。

朴は、3回には2死3塁でミエントキービックスとコスキーに連続2塁打を許し3対3と同点。4、5回を無失点で見事に仕留めたが、6回から制球力が乱れ始めた。フォアボールとデッドボール2つで2死満塁。幸い三振で危機を逃れたが、7回にまたもや連続死球を出しマウンドを降りた。続いて登板したリッチ・ロドリゲスが2死1、2塁から適時打を打たれ、失点と敗戦の責任は朴が背負うことに。

朴がこの試合で投げた107球のうち、ストライクはわずか58球で、ボールは49球。朴は試合終了後、「ボールの出しすぎが(敗北の)原因となったと思う」と話した。今季は自身の球の威力に自信のない朴は、以前の攻撃的投球より敬遠の投球を駆使して敗北を呼ぶという悪循環を繰り返している。

一方、自信過剰で災いを呼ぶこともある金炳賢(キム・ビョンヒョン、23、アリゾナ・ダイアモンドバックス)は、同日ドジャースタジアムで行われたドジャーズ戦でも始終攻撃的投球で見事なセーブを挙げた。

4対3の1点差でリードした9回裏、マウンドに登った金は、代打のハンソンとコラをそれぞれフライと内野ゴロで処理し、最後の打者ロドゥカを空振り三振で仕留め、今季23セーブ目を挙げた。投球数13のうちストライクは9。



金相洙 ssoo@donga.com