イタリアのサッカー・プローチーム、ペルージャのガウチ会長は13日、「韓国の安貞桓(アン・ジョンファン)が3年契約延長期間の義務を履行しない場合、給与と出場停止などの懲戒処分を下す準備ができている」と述べた。
ガウチ会長は、イタリアのスポーツ紙「コリエレ・デロ・スポルト」とのインタビューで「釜山(プサン)に移籍料160万ドルを送金し、2005年6月まで安貞桓の所有権を保有することになった。安貞桓は、自らの義務を重んじるべきだし、イタリアに復帰してコズミ監督のもとでプレーすべきだ」と主張した。
ガウチ会長は、安選手がW杯でイタリアを脱落させた延長でのゴールデンゴールを決めたのと関連し、安選手を非難したことはないと再三否定した上で、「安貞桓はペルージャの選手であり、我々には彼を移籍させる計画がない」と強調した。
しかし、これに対して釜山アイコンズ側は、「ペルージャが先に契約に違反したため、安貞桓の所有権は、我々の側にある」とし、ペルージャの主張を一蹴した。
釜山は、「イタリアから送金すれば、韓国に届くまで2、3日かかるため、まだ移籍料を受け取っていないし、送金をしたかどうかとは関係なくペルージャとの契約は終わった」とし、「契約書上、ペルージャは6月30日までに移籍料を我々側に送金しなければならなかった」と強調した。
釜山は、来週、国際サッカー連盟(FIFA)に安貞桓の身分状態について質疑し、所有権の確認を受けたうえで、ペルージャとの関係を確実に整理する計画だ。
鞖克仁 朴濟均 bae2150@donga.com phark@donga.com