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米国防総省 議会審議簡略化望み、議会は反発

米国防総省 議会審議簡略化望み、議会は反発

Posted July. 16, 2002 22:31,   

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米国防総省が議会の干渉を排除し「強い国防総省」を作るための一連の計画を進め、議会の強い反発をかっていると、ロサンゼルスタイムズ紙が15日報じた。

最近、米国防総省は「国防の合理化計画」を作ったが、一部の超憲法的な内容が問題視されたことを受け、保留した。この計画によると、国防総省は、国防行政と人事、兵器輸出、軍兵たんの維持補修など主要諸法案を提出する場合、その他の委員会の干渉なしに軍関連委員会に直接移管するようにしている。委員会での不必要な議論を制限し、法案の審議時間も減らすようにしている。

これについて、議会は、不快の念を隠せずにいる。下院予算委員会所属の民主党、ジョン・スプラット議員は「国防予算が増えると、議会の審査が増えるのは当然だ」と述べた。ひいては、議会は、国防総省の真意を疑っている。

同紙は、議会関係者の話として「こうした計画は、議会と政府の関係を根本的に変えたいという、ブッシュ政権の政治的意図を盛っているものとみられる」と伝えた。

米航空宇宙局(NASA)のション・オキフ行政官は「ラムズフェルド長官は、行動隊であり、ブッシュ大統領とチェイニー副大統領まで同問題について格別な関心を持っている」と話した。

国防総省高官らも「今回の事例は『強い国防総省』の構築に向けた作業の極めて一部の事例に過ぎない」と認めた。同紙によると、国防総省は、最近、議会に、年間340件にのぼる議会提出報告書を減らして欲しいとし、執ようなロビー活動を繰り広げていて、義務付けられた提出報告書の数を20も減らした経緯がある。

また、国防総省が環境運動団体の影響力から抜け出すため、全力を尽くしてきたのは、よく知られた事実。国防総省は、「主要軍事作戦に支障をきたす」との理由から、空気浄化法、絶滅危機の動物保護法、渡り鳥の保護法、有害ゴミの処理法」など環境関連法の適用対象から軍を取り除いて欲しいとし、議会に、全面的なロビーを働きかけている。



havefun@donga.com