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Kリーグ、太極戦士らがチームの人気決める

Kリーグ、太極戦士らがチームの人気決める

Posted July. 19, 2002 22:40,   

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「うちのチームにはW杯メンバーがなくて心配です。追っかけがないですからね」

サッカーのKリーグ、城南一和(ソンナム・イルファ)と富川(プチョン)SKの試合が行われた17日、城南総合運動場。城南の関係者が冗談半分で悩みを打ち明けた。

チーム関係者の話を引き合いにしなくても、このころのプロチームの人気は正規リーグの成績とは関係がないようだ。W杯代表の「太極(テグク)戦士」がいるかどうかが人気のバロメーターになる。

全南(チョンナム)ドラゴンズの金南一(キム・ナムイル)は、W杯以降、体づくりに集中しながらグラウンドにも出れていないのに、人気だけは最高潮だ。7位に止まっているチームの人気も尻馬に乗って上がっている。釜山(プサン)アイコンズの成績は8位だが、ファンの関心はもっぱら「ヒディンク師団の皇太子」宋鍾国(ソン・ジョングク)に寄せられている。首位を守っている全北現代(チョンブク・ヒョンデ)の看板スターが点取り屋の金度勲(キム・ドフン)から、DFの崔鎮迵(チェ・ジンチョル)に変わったのは、W杯直後のことだ。

幸いに、プロサッカーは、W杯の熱気をそのまま引っ張っていくだけの波に乗っている。敢えて、W杯代表選手たちの活躍でなくても、金殷中(キム・ウンジュン)、李東国(イ・ドングク)など若手のスターたちが一人前の役割を全うしている上、外国人選手たちもそれぞれ大活躍を見せながら試合を佳境に導いているからだ。

17日、城南球場には2万4000人余りの観衆が訪れた。城南と富川は、一進一退の攻防を繰り返しながら、競技場に足を運んだファンたちを沸かせた。観衆数と試合内容だけでみる限り、追っかけなどは気にする必要もない試合だった。それでも、各チームの心配は終わらない。依然として、多くのファンたちの関心がW杯代表選手たちに集中していることに懸念を示し、「太極戦士」を保有しているチームを羨ましがった。まかり間違って、バブルがはじけたときには、という憂慮が伺えた。

98年にもプロサッカーは全盛期を謳歌した。当時、爆発的な観衆を呼び込んだ選手の一人が水原三星の高宗秀(コ・ジョンス)だった。高宗秀は17日、浦項(ポハン)で11ヵ月ぶりの復帰戦に出場した。高宗秀は、この日「今は、ファンたちが特定選手だけを応援しているようだ」と話した。短い期間でプロサッカーの浮沈を経験した選手から漏れた一言だけに意味深く聞こえた。



朱性元 swon@donga.com