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政府の水質管理総合対策の効果、今一

Posted July. 19, 2002 22:39,   

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約2000万人に達する首都圏人口の取水源、八堂(パルダン)湖の水質管理のため、99年8月から漢江(ハンガン)水系の水質管理総合対策が実施されてきたものの、相変わらず周辺にラブホテル、田園住宅の建立など乱開発が後を絶たず、水質の改善が今一であることが分かった。

19日漢江流域環境管理庁が発表した「八堂流域周辺開発実態」によると、農地、台地だけでなく、林野地域でも野放図に田園住宅団地が造成されたり、環境容量が考慮されていない大規模な宅地開発が行われているということ。

このため、99年から八堂湖上流地域に対し、水辺地域の指定、大規模な環境基盤施設への投資などで毎年約2500億ウォンが注ぎ込まれたにもかかわらず、八堂湖の年平均生物学的酸素要求量(BOD)は99年1.5ppmから00年と01年には1.4ppmに止まり、環境基準(1.0ppm)を満たせないまま2給水を維持している。

八堂湖周辺の小さな食品接客店及び宿泊施設は90年に2810ヵ所に過ぎなかったが、95年には6730ヵ所、00年には1万10ヵ所に急増し、10年間で3.5倍も増えている。

八堂特別対策地域内の楊平(ヤンピョン)、広州(クァンジュ)、龍仁(ヨンイン)、利川(イチョン)、驪州(ヨジュ)、南楊州(ナムヤンジュ)、加平(ガピョン)など7の市・郡の建築許可の現状は、水質管理総合対策が施行された99年8月以降2412件の建築許可が出されたほか、00年4266件、01年4191件など、年々増加の傾向を示している。

特に開発制限区域(グリーンベルト)に畜舎、農家倉庫などで許可を受け、プラスチック成型工場や物流倉庫に不法に用途変更した事例が多く、これら工場から排出される汚染物質が河川を通じて八堂湖にそのまま流れている。

さらに八堂湖周辺の500〜1000m以内に指定される水辺区域の場合、工場、宿泊施設、銭湯などの設置が禁じられているにもかかわらず、集落地域は住民の生業活動のための水辺区域から除外されるという点を悪用して、大規模な宿泊施設やアミューズメントパークなど娯楽施設が造成されている。

八堂周辺の乱開発が深刻になっている理由は、管轄市郡の環境保護への意志が弱いうえ、民間部門で変則的に進められている大規模な開発事業を現行の法律では規制するのが難しいためと分析される。



shchung@donga.com