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中国 ニンニク輸入制限延長交渉を強く拒否

中国 ニンニク輸入制限延長交渉を強く拒否

Posted July. 21, 2002 21:46,   

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中国産ニンニクに対する緊急輸入制限措置(セーフガード)を延長すべきだという韓国内の一部主張に対し、中国が反対の立場を表明するなど、両国に微妙な雰囲気が漂っている。韓国が、国内世論によってセーフガード延長を強く求める場合、両国間の外交紛争にまで広がると懸念されている。両国は、25日に開かれる予定だった韓中間「貿易実務委員会」を9月初めに延期した。外交通商部(外交部)は「貿易実務委の延期は『ニンニク交渉波紋』とは関係がなく、両国代表団の日程によって延期された」と説明したが、正確な延期理由は明かにされていない。

これに先立ち、駐韓中国大使館は20日午前、李曉清経済担当公使を政府中央庁舎の外交通商部に送り、中国産ニンニクに対するセーフガード延長交渉には応じられないという中国政府の立場を伝えた。

外交部の朴相起(パク・サンギ)地域通商局長は、「李公使が訪れてきて20分間あまり面談した。2000年に両国間で結ばれたニンニク交渉の内容は、予定通り履行すべきとの立場を伝えてきた」と述べた。

朴局長は「しかし、韓国内で再交渉のムードが生まれていることに関して、中国が報復措置を取るという話はなかった。李公使に中国側の立場を留意するとだけ言った」と語った。

一方、財界と消費者団体は、農家を刺激すること避け、ニンニク問題への意見発表を自制しながらも「ニンニクのためにより大きな損害を受けてはならない」と慎重な反応を示した。

ある財界の要人は「2年前のニンニク交渉の時、1500万ドル規模のニンニクのために中国から5億ドル規模の貿易報復を受ける恐れがあった。今も状況は変わっていない。ニンニク輸入はひとまず自由化させ、ニンニク農家の被害を他の方法で補てんすることが、現実的かつ賢明な代案だ」と語った。



具滋龍 bonhong@donga.com