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ブッシュ米大統領 1カ月の夏休みに批判の声

ブッシュ米大統領 1カ月の夏休みに批判の声

Posted July. 25, 2002 23:41,   

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ブッシュ米大統領の夏季休暇期間をめぐって、米国内が騒がしくなっている。

ブッシュ大統領は来月6日から9月2日にわたる28日間の日程で、テキサス州・クロファード牧場の自宅で休暇を楽しむ予定だが、休暇期間が長過ぎるというのだ。

同大統領は、昨年も、31日間にわたる夏季休暇を送って非難された。31日間の休暇は、米大統領のうち最長の休暇記録だ。

米国民は大統領の休暇に限っては概して寛大な方。ニクソン元大統領は30日間、レーガン元大統領は28日間、夏季休暇として休んだことがある。父親のジョージ・ブッシュ元大統領も、1991年、バカンス地のメーン州・ケネーバンクポートで湾岸戦争を指揮した。

こうした休暇慣行は、大統領がホワイトハウスを長く空けても、これと言った問題が起きないほど、米国は、システムによって動く国であることを裏付けるものとして認識されてきた。

しかし、今年は事情が違う。一角では「いまはそのような時ではない」との指摘が出ている。経済が深刻な低迷に陥っているのに、1カ月も休むというのは、国民をあまりにも軽く思うからだということ。

野党民主党のグレンデニング・メリーランド州知事は、23日「国民は金融・国際危機に積極的に介入する大統領の指導力の代わりに、一日おきに牧場から送られる写真などを見るようになるだろう」と皮肉った。

これについて、ホワイトハウスのフライシャースポークスマンは「不適切で残念なコメント」だとしたうえで「大統領の業務場所がワシントンからテキサスに移されるだけのこと」だと反論した。昨年のように「働く休暇」だということだ。

とにかく、ブッシュ大統領の長期休暇とともに、ワシントン政界も来週から本格的な「夏閑期」に立ち入るようになった。

チェイニー副大統領は、西部のワイオミング州で休暇を送る計画で、パウエル国務長官とラムズフェルド国防長官など政府首脳部とホワイトハウスの首席参謀らもそれぞれバカンス地へ向かう。上院は8月5日〜9月3日、下院は7月29日〜9月2日まで休会する。



havefun@donga.com