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音楽無料配信「ソリバダ」サーバー30日に停止

音楽無料配信「ソリバダ」サーバー30日に停止

Posted July. 29, 2002 23:19,   

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韓国版ナップスターと呼ばれる無料音楽配信サイト「ソリバダ」に対する裁判所のレコードコピー等禁止仮処分の決定により、早ければ7月30日にもソウル江南区論峴洞(カンナムグ・ノンヒョンドン)にある韓国インターネットデータセンター(KIDC)内の「ソリバダ」サーバーが停止される。この日から「ソリバダ」を利用してきた数百万人のユーザーは、これ以上音楽ファイルを交換することができなくなる。

ユーザーは果たして、音楽ファイルの交換をあきらめ、レコード売り場へ足を運ぶのだろうか。

インターネット業界では、「ソリバダ」の閉鎖を、裁判所が「知的財産権を保護し、レコード会社の収益を保護したい」という韓国音盤産業協会の意見を受け入れた「象徴的な意味」程度で受け止めている。これは、「ソリバダ」と類似した他のP2P(Peer to Peer)サービスを通じたMP3ファイルの交換を源泉的に食い止めるのは不可能だということだ。

業界では、「韓国音盤産業協会がすべてのP2Pサービス会社に対して違法性を問い、サービスを中止させるのは、絶対に不可能だ」と口を揃える。

現在、韓国でファイルの交換に使えるP2Pサービスは、「グルグル」、「タンナグィ」など1000種余りとされており、このサービスは、ソリバダの代わりに使われると思われる。米国では、「フライスター(Flyster)」など、当局の監視をさけるためにユーザーのインターネット・プロトコール(IP)を隠す共有プログラムも開発されている。

「ソリバダ」のサービスが停止されると、小グループ間の業務効率化や知的財産の共有、共同作業などの目的で使われているP2Pサービスを利用して、音楽ファイルを交換することも考えられる。「マニア・ミュージュック」など有料P2Pサービスに対する需要も増加するものとみられている。

また、一部のプログラマーが即座に新しいP2Pサービスを開発し、コミュニティー水準の「小さな」ソリバダを開設する可能性もある。プログラマーのチェ・スンギュさん(26)は、「ある程度の実力を持っているプログラマーなら、ナップスターやソリバダのようなサイトを簡単に作ることができる。その場合、速度やデザインの面ではソリバダより劣るかもしれないが、ファイル交換には問題ない」と語っている。

インターネット音楽放送局「レッツ・ミュージック」は、「レコード業界と歌手の著作権を保護しようとする前にP2Pに対する研究が行われるべきだ」と指摘した。レコード業界は、ネチズンと戦う前に△実力のある新人歌手の発掘△非人気ジャンルのマニア層形成の誘導△音楽ファイルのレコード販売との連係など、P2Pサービスの機能についても検討し、事業モデルの多角化をはかることが求められている。



羅成鎏 cpu@donga.com