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6月の産業生産 W杯・地方選挙で伸び悩む

6月の産業生産 W杯・地方選挙で伸び悩む

Posted July. 30, 2002 23:27,   

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ワールドカップ大会と全国同時地方選挙などの影響で、6月中の生産増加率が大幅に鈍化し、設備投資は減少へと転じた。また、今年上半期(1〜6月)の旅行収支は市場最大幅の赤字となり、経常収支黒字の規模は昨年同期対比で半分水準に落ち込んだ。

▲産業生産増加、伸び悩む〓統計庁が30日発表した「6月の産業活動動向」によると、産業生産は昨年同月比5.4%、出荷は2.2%増加に止まった。産業生産は半導体が36%も増えたものの、現代(ヒョンデ)自動車、起亜(キア)自動車の部分ストなどの影響で、自動車の生産が20.1%減少し、増加幅が4%(7.4%)と5月(7.7%)に比べて大幅に減った。出荷増加率2.2%は昨年10月(−0.9%)以降最も低い数値となった。

設備投資はコンピューターと自動車などを中心に7.5%減少しており、今年2月(−0.6%)以降4ヵ月ぶりにマイナスへ転じた。また、平均稼働率は73.4%と4月(77.7%)以降2ヵ月連続下り坂となっており、在庫率は前月より5.6%ポイント増え72.8%だった。

統計庁の金民卿(キム・ミンギョン)経済統計局長は、「地方選挙とワールドカップで6月の操業日数が昨年同月より1.1日、5月よりは2日も減ったうえ、自動車部門の労使紛争が響き、あらゆる指数が悪化した。しかし、指数の悪化がほとんど『不規則な要因』によるものであるため、景気上昇期の一時的な下落と考えられる」と述べた。

▲経常収支、来年赤字の懸念〓中央銀行の韓国銀行が30日発表した「6月の国際収支(暫定)動向」によると、先月の旅行収支は3億7800万ドルの赤字となり、97年7月(4億100万ドル)以降、月別では最大幅の赤字を記録した。

今年上半期の旅行収支は16億3800万ドルの赤字で、昨年同期(1億1200万ドルの赤字)に比べ、赤字規模が14.6倍も急増した。これは韓国銀行が旅行収支の集計を取り始めた80年以後最も大きな赤字規模である。

これを受け、上半期のサービス収支は29億3100万ドルの赤字を出し、赤字の規模が昨年同月比で3.4倍も増えている。経常収支は商品収支の黒字に支えられ、35億7000万ドルの黒字を記録したものの、昨年同期(65億3000万ドル)の半分水準に止まった。

韓国銀国の朴哲(パク・チョル)副頭取は、「旅行収支の悪化が続けば、来年経常収支も赤字に転じかねない」と懸念を示した。



朴重鍱 sanjuck@donga.com