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[社説]聴聞会のように候補を見極めよ

Posted August. 04, 2002 22:22,   

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13の選挙区に51人が出馬した8・8再補欠選挙が3日後に迫っているのに、各党はそっちのけである。史上最大規模となった今回の選挙の結果によって、院内構図はもとより政治構図も大きく変わる可能性があるものの、各党の攻防は、再補欠選挙の候補者ではなく、依然として大統領候補や党代表をめぐる疑惑に当てられている。再・補欠選前なのか大統領選前なのか区別できないほどだ。

国民は先日、一定の「厳正な」聴聞会を経て、張裳(チャン・サン)首相代理の任命同意案を否決したことを覚えている。その過程で、少なからぬ国民が、議員に向かって「では、自分たちはどうなんだ」と疑問を投げかけたことも記憶に新しい。

6・13地方選挙が終って2カ月も経っていないのに、広域自治体首長当選者の半数と基礎自治体首長当選者の約3分の1が検察に立件された事実を、各党は留意する必要がある。一部の自治体首長の資質をめぐる議論が絶えないのも、念頭におくべきだ。なによりも、再補欠地域13カ所のうち7カ所は、一昨年の総選挙時の当選者の不法行為のために、またもばく大な税金が要する浪費選挙が行なわれることを忘れてはいけない。

選挙は承認に、選挙戦は聴聞会にたとえることができる。しかし、主権者である国民の神聖な選択である選挙は、国会の承認よりも厳正でなければならない。政治の失敗は、選挙の失敗から始まることを、これまで国民はうんざりするほど経験しているはずだ。

各党は、今からでも有権者の視線を向けさせるために「高空戦」を中止し、有権者が候補者の資質と道徳性を判断できるよう、候補者に関する資料を誠実に提供すべきである。有権者も聴聞会のように候補者の資質と道徳性をしっかりと見極めなければならない。法定選挙広報資料によく目を通すことだけでも、選択に役立つだろう。