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北朝鮮、釜山アジア大会参加…12日から南北閣僚会談 南北実務協議で合意

北朝鮮、釜山アジア大会参加…12日から南北閣僚会談 南北実務協議で合意

Posted August. 04, 2002 22:19,   

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韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は、昨年11月以来中断していた南北閣僚級会談(第7回)を12日から14日までの3日間、ソウルで再開することで合意した。

また、9月に釜山(プサン)で開かれる第14回アジア大会への北朝鮮選手団の出場や、第5回離散家族再会を金剛山(クムガンサン)で再開することでも合意した。北朝鮮のスポーツ選手団が、韓国で開かれる国際スポーツ大会に出場するのは初めてのこと。

南北は4日、金剛山で第7回南北閣僚級会談開催のための実務協議を終え、5項目の合意内容を盛り込んだ共同報道文を発表した。

しかし、西海(ソヘ)砲撃戦について、韓国側は、北朝鮮側が3日の実務協議全体会議の基調演説の中で、先月25日に送った電話通知文レベルの遺憾を表明し再発防止への努力を再確認したと明らかにしたが、共同報道文には盛り込まれなかった。

南北は、閣僚級会談が開かれれば、南北鉄道および道路の連結、開城(ケソン)工業団地の建設、臨津江(イムジンガン)水害防止などを話し合うための南北経済協力推進委員会第2回会議の開催問題や、△金剛山観光活性化に向けた第2回当局者会談△北朝鮮経済視察団の訪韓△南北軍事当局者会談の再開など、林東源(イム・ドンウォン)大統領特使が訪朝(4月5日)の際に合意した事項を優先的に協議することにした。

また、閣僚級会談の際に第4回南北赤十字会談も同時に開き、金剛山で第5回離散家族再会を実現する問題も協議することにした。具体的な再会の日時は閣僚級会談で決定されるが、生死確認などの準備期間などを考慮し、秋夕(チュソク、旧盆)前後が有力視されている。

北朝鮮側はまた、主要行事に相互協力するという立場から、釜山アジア大会に北朝鮮選手団を送り、韓国側は必要な便宜を提供することを約束した。南北は、民間レベルで推進している8・15ソウル民族統一大会や、韓国未来連合の朴槿恵(パク・グンヘ)代表の訪朝(5月)の際に協議した南北代表チームの9・8サッカー大会の実現に向けて、積極的に協力することにした。

韓国側代表の李鳳朝(イ・ボンジョ)統一部政策室長は「これまで足踏み状態にあった南北関係に活気を与え、今後の関係発展の足場を固めたという点で、今回の共同報道文は意味がある。合意が成功裡に履行するよう、最善の努力を傾ける」と語った。

韓国側代表団は、同日午後、北朝鮮・長箭(チャンジョン)港から雪峰(ソルボン)号に乗り、韓国・江原道(カンウォンド)の束草(ソクチョ)港に到着し、ソウルに戻った。



成東基 esprit@donga.com