来月8日に予定された韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)のサッカー代表による親善試合は、朴恒緒(パク・ハンソ)前代表ヘッドコーチが采配を取り、23歳以下の青少年代表を軸に行われる。また、試合に出場する北朝鮮選手団は、幹部らを含めて50人ほどで、中国を経由せず航空便で南北直航路を利用し直接ソウル入りする予定だ。
大韓サッカー協会の金鎭國(キム・ジングク)技術委員長は5日、「2002W杯代表のコーチ陣が優秀な成績を収めているだけに、少なくとも釜山(プサン)アジア大会までは維持した方が望ましいと判断した」とし、「6日の技術委員会で、詳細な内容について討議することになるが、基本枠は変わらないだろう」と明らかにした。
金委員長は、フース・ヒディンク監督が、南北親善試合で臨時監督に就任するだろうという一部の観測に対して、「協会ともう少し相談してみなければならないが、現実的には難しいのではないか」との見解を示した。
金委員長は、また代表チームの構成について、「釜山アジア大会に備えて23歳以下の青少年代表を軸に組まれるのが好ましい」と話した。
一方、5月に訪朝した韓国未来連合の朴槿恵(パク・グンヘ)議員を介して、南北のサッカー親善試合を取り付けた欧州—コリア財団の池東勲(チ・ドンフン)理事は、同日「北朝鮮選手団が、南北直航路を利用して来月6日から9日までの4日間、訪韓することで北朝鮮側と合意していた」とし、「選手団の規模は、全部で50人くらいになると見られる」と述べた。
財団は、これと関連し、5日から統一部、文化観光部、大韓サッカー協会など、関係機関と実務協議に取り組んだ。財団は、親善試合の実現に向けた北朝鮮側の意思がはっきりしているだけに、今週中に細部の対策を締めくくる方針だ。
鞖克仁 bae2150@donga.com