Go to contents

ソウル銀行、ハナ買収が秒読みに 進む大型化合併で金融界再編に現実味

ソウル銀行、ハナ買収が秒読みに 進む大型化合併で金融界再編に現実味

Posted August. 06, 2002 22:22,   

한국어

ハナ銀行によるソウル銀行の買収が秒読みに入るなど、銀行業界の再編が現実味を帯びてきた。

独自生存が厳しい新韓(シンハン)銀行と韓美(ハンミ)銀行の両行も合併または第一(チェイル)銀行との合併を積極的に模索するなど、生き残りを掛けた方策を積極的に手探っている。

専門家たちは、ハナ銀行とソウル銀行との合併が、銀行のマンモス化を向けた第一歩に過ぎないと指摘している。

ハナ銀行の金勝猷(キム・スンユ)頭取は6日、「追加合併を通じて1、2位の銀行に躍進したい」と述べており、国民(グクミン)銀行の金正泰(キム・ジョンテ)頭取も両行の合併について、「生存のための基本的な条件を満たしたに過ぎない」と話した。

ハナ銀行は71年、投資金融会社としてスタートし、91年銀行へと衣替えした後、10年あまりで飛躍的な成長を成し遂げた。

▲銀行界の再編〓3月末現在、ハナ—ソウル銀行の資産は82兆ウォンと、国民(194兆ウォン)銀行、ウリ銀行(86兆ウォン)に次ぐ3位で、ハナ銀行の成長の勢いからみて、まもなくウリ銀行を追い越す見通しだ。

半面、優良銀行と評価されていた新韓銀行(66兆ウォン)、韓美銀行(36兆ウォン)の地位は大きく後退する。韓美銀行は第一銀行(27兆ウォン)に次ぐ2番目の小規模な銀行に転落する。支店数は第一銀行(392店)より少ない227店だ。

専門家たちは、「国内には隙き間市場がなく、銀行が大型化を目指すしかない」と口を揃えている。専門家らが市場において国内の優良銀行のうち、国民銀行を除くハナ・新韓・韓美銀行の独自生存の可能性について懐疑的なのもこのためである。

未来(ミレ)アセットのアナリスト・韓丁太(ハン・ジョンテ)さんは、「国内の銀行業は過渡期に入っているため、まず規模を増やして生き残るのが先決」とし、「ハナ銀行が先に跳躍の足場を固めた」と説明した。

▲焦り募る新韓・韓美銀行〓横ばいの状態が続いていた新韓—韓美銀行の合併議論で目に見える成果が出される可能性が高くなった。

都市銀行の関係者は、「韓美銀行の筆頭株主のJPモーガンとカーライルが合併について、それぞれ賛否の立場を示している」とし、「しかし、独自生存が厳しいだけに合併を進めるとみている」と述べた。

教保(キョボ)証券のアナリスト・成秉洙(ソン・ビョンス)さんは、「韓美銀行の株価が帳簿価格より過度に高く評価されているため、新韓側と意見の隔たりが大きいようだ」とし、「しかし、最近株価が値を下げたため、(合併は)肯定的」と述べた。

ただ、韓美銀行株を1株6800ウォンで買収したカーライルが高い収益率を望む場合、合併が立ち遅れになる公算が大きい。

一方、外換(ウェファン)銀行と朝興(チョフン)銀行は金融持ち株会社へ衣替えするというのが大方の見方だ。



李那姸 larosa@donga.com