後半期の名誉回復を狙っていた朴賛浩(パク・チャンホ、29、テキサス・レンジャーズ)が再び暗礁に乗り上げた。米大リーグ、デトロイト・タイガースとの7日の遠征試合でわずか3イニングで5安打と4四球を奪われて3失点し、シーズン6敗を喫したことだけではない。
朴賛浩は同日、右手中指あたりの肉片が爪大ほども削り取られる致命的なけがを負って、早くもマウンドから降りてきた。4勝目を挙げた2日のボストン・レッドソックス戦でできた指のマメがさらに酷くなったのだ。
このため、朴賛浩は12日行われるクリーブランド・インディアンズ戦での登板が不透明になったばかりか、15日もの負傷者リストに名を載せる可能性が高くなった。残りの50試合で10回ほどの先発登板が予定されており、97年から5年間連続も続けてきた二ケタの勝ち星行進は出ばなを挫かれそうだ。
朴賛浩は同日、出だし極端な制球力の乱れで苦労した。1回29球をはじめ、3回まででの投球数はすでに68球だったが、ストライクは37個に止まった。三振4つを奪ったが、これがかえって投球数を増やす結果となった。
1回裏の1死後、D.イーズリーに四球、B.ヒギンソンに体に当たる球を許してから、R.サイモンに安打を打たれ、先制点を奪われた。また、1対1の同点に漕ぎ着けた3回裏では、先頭のB.ヒギンソンの四球に続き、R.サイモン、R.フィックに連続安打を打たれて1点、さらに1死満塁の場面で、C.トルビーの犠牲フライでまた1点を失った。結局、朴賛浩は3回が終わったところでマウンドを降り、レンジャーズは2—8で大敗した。
一方、金炳賢(キム・ビョンヒョン、23、アリゾナ・ダイヤモンドバックス)は、ナショナルリーグ勝率首位を守っているアトランタ・ブレーブスとのホーム試合で3—3と同点だった延長10回に登板し、2イニングで3奪三振1安打無失点と健闘したものの、勝敗を記録するには至らなかった。同試合は延長13回まで持ち込まれた接戦の末、ブレーブスがダイヤモンドバックスを4—3で下した。
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