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「イラク攻撃急がない」ブッシュ大統領「呼吸」調整

「イラク攻撃急がない」ブッシュ大統領「呼吸」調整

Posted August. 11, 2002 22:13,   

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米国がイラクのフセイン大統領を除去する軍事作戦に対する国内外の批判が高まると、軍事作戦のテンポを多少遅らせる一方、イラクの反体制派勢力の糾合に乗り出すなど「呼吸調整」をしている。

ブッシュ米大統領は10日、休暇中のテキサス州で記者団に対して「米国はまだイラクに対する差し迫った戦争計画を持っていない」とし、「イラクに対する軍事作戦を含めてさまざまな選択肢について議会や友邦と協議するつもりだ」と述べた。

大統領は、しかし「米国民たちは、フセインのような指導者の手に中に大量破壊兵器があるのがいかに危ないことであるかを知るべきだ」と強調し、フセイン除去という目標を変える考えがないことを示唆した。

一方、ワシントンを訪問しているイラクの反体制組織6派の代表たちは10日、ワイオミング州で休暇を送っているチェイニー副大統領と画像会議を行い、イラクの政権交代問題を話し合った。彼らは、またラムズフェルド国防長官、マイヤーズ統合参謀本部議長とも会見した。

反体制組織の代表たちは、米側にイラク軍部がフセインに対抗して蜂起する態勢ができており、フセインの基盤はぜい弱であると主張したと、米マスコミが伝えた。米政府の招請で米国を訪問している代表たちは、前日にはパウエル国務長官などと会見した。

米ワシントンポスト紙は10日、イラクの反体制組織が自由イラクを樹立するため、反フセイン連帯を推進しているとして、物事が順調に進めば秋ころには連帯の結成が実現する見通しだと報じた。

これとは別途に、米国は最近、カリフォルニア州の砂漠地帯で「ミレニアム・チャレンジー2002」という史上最大規模の合同市街地戦闘訓練を繰り広げていると外電が配信した。今回の訓練には、米兵1万3500人が動員され、イラクと気候が似ているビクタービル基地など26の地域で実戦をほうふつとさせる訓練が行われている。

フセインは最近、米国が侵攻する場合、首都バグダッドなど人口が密集している都会で市街地戦闘を繰り広げる考えを明らかにしている。



韓起興 eligius@donga.com