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アジア集中豪雨の原因は汚染雲層 200人の気象学者が分析

アジア集中豪雨の原因は汚染雲層 200人の気象学者が分析

Posted August. 12, 2002 22:40,   

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今年に入ってアジアを中心に頻発している豪雨と日照りなど、異常気候の主な原因は厚さ3㎞に達する暑い汚染雲層という研究結果が12日、発表された。

国連環境計画(UNEP)は世界200余人の気象学者らが共同で作成した研究報告書を通じ、「アジア茶色雲層(Asian Brown Cloud)と名づけられた巨大な汚染雲層が日照量の10〜15%を遮断したために異常気候が起きていると発表した。

灰、煤煙、酸など、多様な汚染物質の微粒子がからみ合って作られたこの雲層は、大地と海水面を異常に冷却する一方、その上の大気は熱くするという。汚染源は暖房、山火事、工場、煤煙などにより複合的に形成されると、報告書は分析している。

この雲層により雨雲の性格が変わってバングラデッシュ、ネパール、インド東北部には記録的な豪雨が降った。一方、雲層の不調和でパキスタン西北部、アフガニスタン、中国西部などはひどい日照りに苦しんでいる。これらの地域の今年の降雨量は、従来の40%台に止まるとみられている。韓国の最近の集中豪雨もこの雲層と関係があるものと分析されている。茶色の雲層はまた酸性雨を作り出して農作物にばく大な被害を与え、地元の住民たちには呼吸器疾患をもたらしていると、報告書は明らかにしている。

UNEPの今回の報告書は26日、南アフリカ共和国で行われる「持続可能な開発のための地球サミット」で公式発表される予定だ。



金正眼 credo@donga.com