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プロサッカー・オールスター戦 15日夜ソウルで饗宴

プロサッカー・オールスター戦 15日夜ソウルで饗宴

Posted August. 14, 2002 22:37,   

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「MVPですか。そうですね、賞金が引き上げられたといわれたから欲しいんですね」

最近、プロサッカー界で最高の人気を博している「真空掃除機」金南一(キム・ナムイル、全南ドラゴンズ)は、照れ隠しの笑いをこぼしながらも、「ちょっと変わった」一言を忘れなかった。

プロサッカー各球団の「ビッグスター」たちが、久しぶりに穏やかな雰囲気の中で呼吸を合わせた。

14日、上岩洞(サンアムドン)のソウルW杯競技場では、2002ピューマーオールスター戦を翌日に控え、オールスター選手たちが練習を行った。練習というよりは、午後2時ごろから1時間ぐらい行った軽い調整。しかし、スター選手らを見るために集まった700人あまりのファンは、競技場の観客席で選手らの一挙一動に歓声をあげて熱狂した。

中部と南部を代表してオールスター戦を行う選手らは、同日、早くからも「祭典」を楽しむ表情ながらも、「決して負けないぞ」と、プロならではの勝負欲を示した。

「 MVP」に挑戦したいといった南部チームの金南一は「勝負は厳しいものだ。必ず勝つ」と勝利への自信を示した。中部チームの李栄杓(イ・ヨンピョ、安養LG)と南部チームの李東国(イ・ドングク、浦項スティーラス)は、それぞれ「うちのチームが3—2で勝つ」と自信を示した。とくに李東国は「2ゴールくらい決めて、3回目のMVPを獲得したい」と意欲を隠さなかった。

「ヤングスター」に比べて「オールドスター」は、少し遠まわしの表現をした。中部チームの主将、シン・テヨン(城南一和)は、「W杯以後、すべてのファンがサッカー専門家になったので、オールスター戦では一段とレベルアップした試合を行わなければならない」と話した。南部チームの主将洪明甫(ホン・ミョンボ、浦項)は「勝負にこだわるまではないが、南部チームには代表出身が多いからチームワークではよりうまくかみ合うと思うけど」とえん曲な言い方をした。

たった1時間の練習を見るためにファンが詰めかけたのも話題。南部チームの李天秀(イ・チョンス、蔚山現代)の「熱烈なファン」という朴ウンヨン(19・ソウル銅雀区大方洞)は「オールスター戦を見るため、インターネット予約が始まるや一日じゅうパソコンの前で待ったすえ、ようやくチケットを手に入れることができた」といい、オールスター戦に対する期待を隠せなかった。

選手らは、同日夜ソウルハイヤットホテルで、家族とともにオールスター戦の前夜祭の行事を行った。さまざまなイベントが予定されているオールスター戦は、ソウルW杯スタジアムで15日午後6時半にキックオフする。記者団の投票で選ばれる今回のオールスター戦の MVPには、去年の500万ウォンの2倍の1000万ウォンの賞金が贈られる。



朱性元 swon@donga.com