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米空港の検問に「表情コーディングシステム」導入

米空港の検問に「表情コーディングシステム」導入

Posted August. 16, 2002 22:47,   

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目立って唇が乾いていたり、手を震わせたり、声がこわばっていたり、相手の目を直視できない人・・・。このように不自然に振る舞う人は、これから米国の空港で集中的な検問検索の的になりそうだ。

ウォールストリートジャーナルは、米連邦捜査局(FBI)がテロ予防のため、新米要員に空港利用客の不審な振る舞いを科学的に分析するカリキュラムを教えていると、15日このように報じた。同紙はすでに1日からマサチューセッツ州の警察官200人あまりがボストンのローガン空港でこうした方法で検問検索を実施する現場訓練に乗り出したと伝えた。

昨年創設された米連邦交通安全局(TSA)もこうした検問検索に肯定的な反応を示しており、「表情検問」はまもなく米国全域に広がる見通しだ。

瞬時の表情をチェックして、心理状態を探る「表情コーディングシステム(FACS)」を開発したカリフォルニア州立サンフランシスコ大学(UCSF)のエクマン博士は、「O.2秒ぐらいの短い瞬間に現われる表情を通じて、相手の心理状態を正確にチェックできる。感情の変化によって動く顔面筋肉を脳で統制するのは非常に難しい」と説明した。

70年代以来からこうした検問検査を実施してきたイスラエル国営のエルアール航空会社は同検査法を導入してから、飛行機ハイジャックなど、事故に合ったことが一度もないと、同紙は付け加えた。しかし「表情検問」については、人権と私生活を侵害するとして、米国内の反対世論も根強い。



金正眼 credo@donga.com