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江沢民、朱鎔基ともに留任説も 中国準備会議まとまらず

江沢民、朱鎔基ともに留任説も 中国準備会議まとまらず

Posted August. 18, 2002 21:38,   

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中国共産党の指導部はこのほど、第16回全国代表大会(16代)の準備に向けた北戴河中央工作会議を無事終了したものの、江沢民国家主席兼党総書記の退陣の可否については結論が出ていないことが18日までに分かった。中国の消息筋のほとんどが、江主席が依然として中央軍事委主席の肩書きだけで引退する可能性が強いと伝えているが、一部では、国家主席の肩書きだけを胡錦濤国家副主席に譲り、党総書記の座は、引続き維持するだろうと述べて、展望が分かれている。

北京のある消息筋は「江主席は今年に入って、共産党が先進的生産力の発展に向けた要求を代表すべきだとする自らの「3大代表理論」を大々的に宣伝しているのは、これを共産党の党章に盛り込むのが目的だ」と語った。

この消息筋は「3大代表理論が党章に盛り込まれれば、江主席は引退しても、毛沢東、頳小平と同じレベルに立ち、背後で影響力を行使できる」と説明した。

そして「今会議でこれを直ちに盛り込むことで、ほぼ合意に至ったものの、江主席の名前を併記することについて異論があったと聞いている」と述べた。

一方、別の消息筋は「江主席の留任について党内の反発が強いことから、胡副主席に総書記と国家主席の座を譲るだろうとみている」としながら「その代わり、右腕格の曾慶紅党組織部長兼政治局候補委員を、国家副主席兼政治局常務委員に昇格させて、胡錦濤をけん制しながら「摂政」にあたる可能性が強い」と分析した。

これについて、全国人民政治協商会議香港地区常務委員の徐四民氏は16日、米国からの客に会った席で「北戴河会議では、総書記の人選が決まらなかった」と語ったと香港経済日報が17日付けで報じた。徐委員は「今会議で、江主席が総書記を退くことに反対する者が、全体の70%だった。胡副主席は国家主席に、溫家寶副首相は首相昇格が決まり、李鵬全人代常務委員長と朱鎔基首相は退陣が確定した」と語った。

しかし東京新聞は、中国と西側の外交消息筋を引用して「江主席が総書記と中央軍事委主席の座に留任する見通しだ。 当初、朱鎔基首相も退陣を希望していたが、江主席に留任を強く求められ、朱首相もこれを受けれた状態だ」と伝えた。

新聞はまた「胡錦濤副主席には国家主席の役職だけが委譲され、次期首相候補だった溫家寶副首相も、第1副首相に止まる見通し」だと報じた。



yshwang@donga.com