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ハンナラ党、張首相代理の否決と金法務長官解任を推進

ハンナラ党、張首相代理の否決と金法務長官解任を推進

Posted August. 22, 2002 22:05,   

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与党民主党の李海瓚(イ・へチャン)議員の「兵風争点化要請」発言が政治の争点となっているなか、22日に行われた検察の人事で、野党ハンナラ党が交代を求めていた朴栄琯(パク・ヨングァン)ソウル地検特捜1部長が留任となった。

ハンナラ党がこれに対抗して、金正吉(キム・ジョンギル)法務長官の解任決議案の提出と張大煥(チャン・デファン)首相代理の任命同意案の否決を推進するなど強く反発したことで、政局が急速に冷却している。

ハンナラ党は同日、徐清源(ソ・チョンウォン)代表の緊急記者会見と「金大中(キム・デジュン)政権の政治工作真相報告大会」を開いたほか、議員総会を招集して「拘束捜査すべき国の綱紀を乱した朴部長検事を留任させたことは『兵風』操作を続けるという意図である」とし、これに対する責任を問い金法務長官に対する解任決議案を26日頃に国会に提出することにした。

ハンナラ党は、張首相代理の任命同意案のために開かれる28日の国会本会議で、金長官の解任決議案をともに処理する案を推進中であるという。

ハンナラ党の関係者は「張首相代理の同意案処理問題は、人事聴聞会を見てから最終結論を下すが、現在明らかになっている問題だけでも承認は難しい。否決させるつもりなら、自由投票に回すのではなく、党の方針として進めた方が望ましい」と述べた。

民主党は、ハンナラ党のこのような攻勢を李会昌(イ・フェチャン)大統領候補の息子の兵役不正疑惑を隠ぺいするための「捜査妨害工作」だと決めつけ、ハンナラ党が金長官解任決議案の単独処理を強行する場合、これを実力で阻止するなど、強硬に対応する方針を明らかにした。

李洛淵(イ・ナグヨン)スポークスマンは「ハンナラ党が、金長官解任決議案を提出するとしたことは、兵役不正捜査をうやむやにさせようとする卑劣な試みであり、必ずこれを阻止する」と述べた。

このため、張首相代理に対する聴聞会と任命同意案の処理が予定されている来週は、与野党が強硬に対峙するなか、政局の硬直化がより深刻になるものと予想される。

一方、法務部が李海瓚議員の発言による波紋にもかかわらず、朴部長検事を留任させたことで、現在進行中である李候補の息子の兵役不正疑惑捜査の信頼性が論争の的になる見通しだ。

これと関連して、検察内部では「朴部長検事の留任は、人事権者が意地を張ったのではないか」という反応が多く出ており、注目される。ある幹部検事は「あえて朴部長検事でなければならない特別な理由はなく、特捜1部長として1年2カ月間勤務し、人事異動の対象である朴部長を留任させた理由が分らない」と述べた。



金正勳 ysmo@donga.com jnghn@donga.com