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ロシア、来年極東で大規模軍事演習

Posted August. 29, 2002 22:42,   

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ロシアは来年、極東で大規模な合同軍事演習を実施する。

日本の東京新聞は29日、「このような大規模な演習は、極東では旧ソ連が崩壊して以来初めて」と報じた。

ロシアの極東を視察しているプーチン・ロシア大統領は26日、ウラジオストクにある太平洋艦隊司令部を訪れ、イワノフ国防相から軍事演習計画の報告を受け、これを承認したとされている。

プーチン大統領はとりわけ、「この軍事演習は、周辺諸国との共同対応などを含め、特別な戦略的意味を持つ」と述べ、韓国や日本などの周辺国との合同演習に拡大させる可能性を示唆した。

ロシアは今月初めにも、カスピ海で2週間、艦艇約60隻と1万人あまりの兵力を動員し、アゼルバイジャン、カザフスタンとともに陸海空軍の大規模な合同軍事演習を実施した。

来年の極東での演習は、これまで個別に演習を行ってきた太平洋艦隊所属のプリモルスクやカムチャツカ戦隊、原子力潜水艦戦隊などがすべて参加し、今年のカスピ海演習と同様の規模になるものとみられる。ロシアの太平洋艦隊は、黒海、バルト、北洋艦隊とともに4大艦隊の1つであり、戦略核と原子力潜水艦を保有している。ロシア海軍は、旧ソ連崩壊後、深刻な財政難による大規模演習の中断や装備の老朽化でかなり弱体化している。太平洋艦隊の場合、ここ10年間に艦隊の規模が半分に縮小されている。

このような状況の中、最近、軍の改革を推進しているロシアは、来年の極東演習を海軍力強化のきっかけにするという思惑があるものと思われる。



李英伊 金起顯 yes202@donga.com kimkihy@donga.com