「CDMA強国である韓国の世界市場への進出を積極的に支援したい」
30日、来韓した符号分割多重アクセス(CDMA)の源泉技術保有社、米クォルコムのジェイコプス会長(68)は、韓国と中国など世界舞台で領域をひろめつつあるCDMA技術の活躍に上気した顔だった。
KTF(旧韓国通信)の社長を務めた情報通信部(情通部)李相哲(イ・サンチョル)長官の就任を祝うため韓国に来た同会長は、李長官に会い、感謝賞牌を贈った後、海外進出を目指す韓国企業への技術支援を約束した。
同会長は「韓国はCDMA商用化の技術が卓越しており、最近急速に拡大しつつある無線ランの分野でクォルコムと協力できる」と話した。しかし、韓国企業に対するロイヤリティーの引き下げや韓国が独自で無線インターネット標準を進めることなど敏感な懸案についてはノーコメントで一貫した。
ジェイコプス会長は、情通部を訪問した後、提携会社のKTF(旧韓国通信)の李敬俊(イ・キョンジュン)社長に会い協力策について話し合った。無線インターネットの部門と海外部門の社長を受け持っている二人の息子、ポール・ジェフ両氏とともに韓国を訪れた同氏は、当初、ソウルで一泊し、31日にはSKテレコムの表文洙(ピョ・ムンス)社長に会う予定だったが、台風の影響を懸念して、次の訪問先の北京に向かった。
金泰韓 freewill@donga.com