▲議会の支持確保〓ブッシュ米大統領はこの日、ダシュル民主党上院院内総務、ケッパート民主党下院院内総務、ロット共和党上院院内総務など、両党の議会指導者らとホワイトハウスで歓談し、イラク攻撃に対する議会レベルでの協力を求めた。
ブッシュ大統領は「(イラクの)脅威に対して何の行動も起こさないのは米国の選択ではない。しかし、イラク攻撃を開始する前に議会と協議して承認をとるつける」と述べた。ダシュル院内総務と共和党のマケイン上院議員は、ブッシュ大統領との会談の後、それぞれ「米国の対イラク行動決議案が週数内に米議会を通過すると思う。大統領府がどの処置をとっても議会は支持する」と述べ、議会レベルでの支持を約束した。ラムズフェルト国防長官もこの日、下院議員に対して別途のブリーフィングを行い、ブッシュ大統領を支持した。
▲国民の支持確保と国際社会の説得〓ブッシュ大統領は7日、ブレア英首相を大統領の別荘のキャンプデービッドに招待してイラク対策をめぐって集中的に論議する計画だ。大統領はまた、ロシア、中国、フランスなど、イラク戦に反対する主要国の各首脳にも、いちいち電話をかけ説得すると、4日、話した。ブッシュ大統領のイラク攻撃支持への訴えは、米同時多発テロ1周年を振り返る11日の対国民演説と、次の12日の国連総会演説で最高潮になるとみられる。
ブッシュ大統領は4日、議会指導者らとの会談で「国連総会ではフセイン・イラク大統領が大量破壊兵器を開発しないという国連との約束を11年におよぶ長い間避けてきた事実を想起させる」と、強調した。
▲米軍、有事の時はサウジアラビアも攻撃〓ロシアの日刊イズべスチャ紙は、米外交筋の話を引用して、ブッシュ政権が「有事の時にはいつでもサウジアラビアに対し、軍事行動を起こす計画を最近、樹立した」と5日、報じた。この計画はサウジに反米政権が登場したりサウジが米国のコントロールから逃れる場合、直ちに軍隊を投入して油田の密集している東部地域を掌握するという内容だと、同紙は伝えている。
これはイラク攻撃で、国際原油価格が暴騰する場合、これに積極的に対処するためのもので、米国はサウジアラビアに米国寄り政権を発足させる政治工作も立てているという。
金晟圭 金起顯 kimsk@donga.com kimkihy@donga.com