鉄道車両製造会社の(株)ロッテムと、(株)ハンファ・コンソシアムが6日明らかにしたところによると、両社は、ギリシア・アテネの地下鉄に向けて2億ユーロ(約1億9500万ドル)相当の電車126両を供給することになった。
ギリシアに供給する電車は、2004年のアテネ・オリンピック開催の時期をめどに開通するアテネ市の地下鉄2、3号線の延長線に使用される。
ロッテムは電車の設計から製造納品を、ハンファは現地サポートと輸出窓口の役割を担う。ロッテムとハンファは、来年11月から2004年までに全車両を納品する予定だ。
今回の入札には、フランスのアルストーム、ドイツのジーメンス・コンソシアム、スペインのカフなど、ヨーロッパ有数の鉄道車両企業が参加して、し烈な競争を繰り広げた。
昨年12月に、2億3000万ドル相当のトルコ・イスタンブール地下鉄工事を受注したロッテムとハンファ・コンソシアムは、今回の契約で鉄道先進市場であるヨーロッパへの輸出が本格化した。
5日の契約式には、ロッテムのチョン・ハクチン社長やハンファのキム・ジファン社長、ハン・テギュ駐ギリシア大使、アテネ地下鉄公社のクリシコフォールス会長、バシリー社長らが出席する。
李明宰 mjlee@donga.com