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「収入が少ない」20年間夫を侮辱し続けた妻との離婚認める

「収入が少ない」20年間夫を侮辱し続けた妻との離婚認める

Posted September. 08, 2002 23:21,   

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名門大学出身で大企業の役員まで経験した中年の家長が、自分を「無能力」と非難しカネだけを要求してきた妻との離婚訴訟の末、20年間の不幸な結婚生活を清算した。

A氏(49)は、大企業の某社に勤めていた1979年、B氏(47・女)と結婚し、1男1女をもうけた。A氏は新婚のときから妻に給料全額を渡して自分は小遣いをもらう生活を続けたが、妻の不満は解消されなかった。

B氏は友だちと比較しながら「ソウルの江南(カンナム)の高級マンションにも住めない」として不平をこぼした。夫婦同士で集まる同窓会では、夫のことを性的障害者だと表現したこともあるとA氏は主張した。B氏は夫の家族に冷たい態度を見せはじめた。「汚い臭いがする」と言って夫を相手にしてくれない上、食事や洗濯も拒否した。

自分のことを稼ぐ機械くらいにしか思わない妻と、家長の権威を否定する子女たちの間でA氏は寄りどころを失っていった。A氏も離婚した女性と交際するなど、二人は空回りするようになった。

2000年、妻が欲しがっていた江南の高級マンションを購入したものの、結婚生活はすでに破たんした状態だった。A氏は、妻の希望を受け入れてマンションの名義を譲ったあと訴訟を提起した。

ソウル家庭裁判所・家事9単独の洪利杓(ホン・イピョ)裁判官は、先月末「夫をカネを稼ぐ人間としてだけ認識し、より多くの収入を強要しながら侮辱的な言動を見せてきた妻の責任が認められる」として勝訴判決を言い渡した。



李姃恩 lightee@donga.com