政府は、京畿道城南市場盆唐区板橋洞(キョンギ・ソンナムシ・ブンダンク・パンギョドン)一帯に建設される板橋新都市に、国内外の有名学院と韓国内の特殊大学院を大規模に誘致する方策を進めている。
また、板橋新都市の住宅数を、4日発表した5000世帯に3000世帯をさらに追加、8000世帯に増やすことも検討している。
建設交通部と韓国土地公社は8日、板橋新都市の中心部に1万2000坪にのぼる「教育インフラ集積地域(エデュケーションパーク)」を設ける計画を積極的に検討中だと発表した。
ここには、産業技術大学院やデザイン関連大学院を設け、英語、美容、宝石鑑定の分野などで権威が認められた海外の学院を誘致する方針だ。
「エデュケーションパーク」に誘致する大学院と海外の有名学院には、1坪400万ウォン台と予想される宅地分譲価格を安くしたり、宅地の優先請約権を与えるなどの優遇措置を考慮している。
政府はこれを通じて、首都圏の人口集中を抑制するため、大学などの設立を許可しない首都圏整備計画法に違反しないながらも、板橋の教育施設を高級化することで、ソウル江南(カンナム)地域に集中している教育需要を大幅に吸収できるものとみている。
建交部の権五烈(クォン・オヨル)住居環境課長は「板橋新都市に設けられる教育施設の水準や誘致方法などについての基本方針を、11月までには決定する計画だ」と述べた。
城南市が98年に作った都市基本計画をみると、板橋地域の収容人口は、建交部が4日発表したもの(7万4000人)より1万1000人多い8万5000人としており、さらに住宅を建設できる余地が十分だという。
土地公社関係者は「板橋に3000世帯をさらに建設しても、人口密度は1ヘクタール当たり91人程度で、盆唐(1ヘクタール当たり198人)の半分に過ぎない。住宅価格の急騰を抑えるためにも、住宅建設を増やすことが必要とされる」と話した。
黃在成 高其呈 jsonhng@donga.com koh@donga.com