線なしにインターネットに接続できる無線LANインターネットを使うには、どんな装置が必要なのか。
無線LANインターネットとは、線(LANケーブル)の代わりに、周波数を使って無線でデータ−のやりとりができるアクセスポイント(AP=Access Point)を立て、デスクトップ、ノート型パソコン、個人携帯情報端末機(PDA)などを接続端末機として用いて超高速インターネットにアクセスすることをいう。
無線LANを接続するには、このAPが欠かせない。KT(旧韓国通信)など、有線網事業者が公の場などに設置した空中LANを利用できるが、事務室や家庭でもAPさえ設置すれば、簡単に無線LANに接続できる。
▲デスクトップで無線LAN利用〓ノート型パソコンやPDAがAPとデータ−をやりとりするには無線LANカードが要るように、デスクトップにもLANカードの役割をする
受信機が必要になる。ここに入って広く使われているAP受信機は、汎用直列バス(USB)方式で、大人のこぶし大のコンパクトなサイズなのでデスクトップに簡単に設置できる。
デスクトップに受信機ドライバーを設置する際は、APとチャンネルを合わせなければならない。チャンネルは1〜15番まであるが、通常APのチャンネルは1〜7番に固定されているため、設置する前にAPのチャンネルを確認する必要がある。ただ、APと受信機の5m以内に電子レンジがある場合は、電波交信によって機器の性能が低下する問題が発生するため、APと受信機のチャンネルを11番以上に合わせなければならない。
受信機の値段は10万ウォン前後で、3COM、インテル、リンクシスなど、多くのメーカーで生産されているが、ほかの装置との互換性の点で、できるだけ情報通信標準認証のワイファイ(Wi−Fi)マークを確認した方が良い。
最近は、KT、ハナロ通信など、有線超高速インターネット業者に1万〜1万5000ウォンの追加費用を払えば、家庭内でも無線LANに接続できるように受信機とAPを借りられる。
▲ノート型パソコンで無線LAN利用〓ノート型パソコンは移動性が優れているため、家庭内の私設APだけでなく、ショッピングセンターなど人口密集地域の無線LANを利用することもできる。空中LANを利用するには、まずサービス会社に会員加入し、接続プログラムをダウンロードしなければならない。ノート型パソコン用の無線LANカードは、パソコンカード(PCMCIA)、USB、コンパクトフレッシュ(CF)の3種類がある。ノート型パソコンはほとんど、一般のLANカードと同じ形のPCカード型無線LANカードを使う。
龍山(ヨンサン)電子商店街やテクノマートなど電子製品専門売り場で11万〜18万で市販されている。製品種類が100を上回るが、製品別の違いはほとんどない。
▲PDAで無線インターネット利用〓ノート型パソコンと手続きは似ているが、PDAはほとんどCF型LANカードを使ったり、一部はUSB型(三星電子のNEXiO)LANカードを使わなければならないため、注意が必要だ。
CFカードは、CF1、CF2、CF3の3方式があるため、持っているPDAがどの製品と互換できるのか前もって確認しなければならない。
金昌源 changkim@donga.com